2018年7月22日日曜日

韓国の広島と言われている陜川(ハプチョン)で8月4-6日の原爆投下の日に開催されるフォーラムについて


私は8月19-21日の2泊3日の韓国訪問で韓国の韓日反核平和連帯の仲間とフォーラムの内容の打ち合わせしました。8月3日はソウルの緑色病院で集会が持たれ、4-6日は陜川で引き続き議論されます。なお、6日は陜川での慰霊祭があります。8月6日の広島の原爆投下で40万人が被爆し、そのうち4万人が朝鮮人であったとされています。フォーラムの参加希望者を歓迎します。

★今回お会いした方は以下の通りです。
1)신대균 Shin Daegyun 3・1運動100周年記念国民集会責任者、
2)이윤의 Lee Yunhee YMCA全国連盟協力室長
3)노정선 Noh Jeongsun NCCK (韓国基督教教会協議会)統一委員、全国YMCA 全国連盟統一代表、延世大学名誉教授
4)노혜민 Noh Haemin NCCK 海外統一局部長
5)이기열 Lee Giyol 韓国原爆被害者協会ソウル支部長理事
6)崔鳳泰弁護士(電話での数回に渡る通話)
7)Lee Seungmoo(韓日反核平和連帯代表)、Hwang Namdock(同メンバー)、Lee Daesoo(同事務局長)、 Kim Yongbock(同顧問)

★今回のフォーラムのメインテーマは、アジアの平和を求める国際連帯運動で、「今、アジアの平和を求めて」及び「Let's make peace in Asia, now」(未定、最終決定は韓国での会議で行われる)

★ソウルでの会議で確認しあった内容
1)板門店宣言を踏まえ、原爆投下時4万人といわれる朝鮮人被爆者のうち、現在生存する300名を超える北の被爆者に対して、韓国の被爆者(現在は3千名)が日本政府から得ている(勝ち取った)治療費などの金銭が得られるように支援する(8月に共和国を訪問するNCCK代表団に北との交渉の議題にあげてもらう)。

2)米国政府と原爆製造メーカーを対象にして、韓国人被爆者が原爆投下の責任を問う訴訟を米国内で始めることができるように支援する。すべての韓国人被爆者が参加できる集団訴訟(クラスアクション)にする→賠償金の獲得

3)日本の原爆被爆者が立ち上がり米政府に対して韓国被爆者と同様の要求ができるように支援する(サンフランシスコ講和条約における日本政府の請求権の放棄事項の影響について崔鳳泰弁護士と専門の研究者を招き学習する)。

4)韓国の被爆者と北の被爆者がこの70数年間まったく連絡を取りあえなかった状況を勘案し、崔の9月5日の共和国訪問を日韓/韓日反核平和連帯連帯として支持、協力する(NCCKは、Lee Hongjeong総務の名前で、共和国のKang Myongchol NCC委員長宛に、崔が平壌滞在中に教会訪問することと、被爆者ハルモニと面談すること、Han Myonggum 部長との面談が実現できるように依頼するメールを7月20日付で送付済み)。

5)NCCJや米国のNCCに協力要請することをはじめ、メンバー全員が具体的な行動に参加できるように、Lee Seungmoo 代表とLee Daesoo 事務局長がメンバー全員と英知を出し合う会議を早急に設定する(柳神父と来年日本に渡る黄南得牧師もこのメンバーであることを確認)。特にNCCJは柳神父、NCCKへの働きかけは黄南得牧師に依頼することを確認。

★今回時間の関係で提案できなかったが、崔の準備した私案は、上記の内容を来年の3・1運動100周年記念の獲得目標の一つにすることで、日本においても3・1運動100周年記念行事を韓国と連帯して具体化する過程で、この提案を日本国内においても提示すること(3・1運動100周年記念国民集会で新たに作られることになった国際連帯部会で検討・決定の予定)が予定されている。


参考資料:

原爆投下は米国の戦争犯罪および日本の戦争責任の隠蔽に使われた-広島の8つの平和団体からのオバマ大統領への手紙

2014年2月28日
https://oklos-che.blogspot.com/2014/03/blog-post.html

https://oklos-che.blogspot.com/2016/05/blog-post_14.html

https://oklos-che.blogspot.com/2016/05/blog-post_29.html

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