私に与えられたテーマは「 原発メーカー訴訟の今」で、「原発メーカー訴訟の原告団のゲストを迎え、訴訟の現状、モンゴルでのアレバのウラン採掘地周辺の実態、韓国での原発裁判で勝った人の話など」を話しました。
原発メーカー訴訟については、そもそもが3・11以降原発を輸出することに対する反対の運動が盛り上がらず、日本での再稼働を認めない原発を何故輸出するのか、それを止めるには原発メーカーの責任を追及すべきだという問題意識から始めたものだということから切り出しました。
原発事故についてはメーカーの責任を免責する原子力損害賠償の壁をどのように乗り越えるのかが裁判の大きな壁になるのですが、私たちは精神的損害を負ったということで裁判当事者になれ、全世界39ヶ国から4000人の原告を集め、裁判において3・11の事故によって可視化されてきたことを明らかにし、その責任がメーカーにあるという主張をしていきたいという思いを伝えました。
メーカーの責任を免責する法律は日本だけでなく、全世界原発に関する「事業」をする国ではでこでも制定されており、これは明らかに各不拡散条約(NPT)体制のなせる業であることを説明しました。従って市民による国際連帯運動の広がりは不可避であることを強調し、出席者もまたその意味を理解されたと思います。
韓国での甲状腺がんと原発の因果関係を認めた判決の意義、東電とメーカーの責任を問ふアメリカのロナルド・レーガン号乗組員の裁判闘争とも連帯をしたいので訪米をするとの計画も話しました。
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