2014年8月25日月曜日

フクシマ核被災地での小児甲状腺がん発症の現実

アメリカの「原発メーカー訴訟の会」のメンバーであるSamさんからの情報です。

言う言葉がありません。
甲状腺の全摘出とがん転移の恐怖に一生震えなくてはならない人生に誰が追いやったのでしょう。さらに今後も増え続けていく恐怖に被災地の人々は陥っているのです。
こんな事態に誰も責任を取らず、取らせる事もできず、私たちも傍観しているだけなのでしょうか?

Sam Kanno 
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2014年08月24日

1144.福島の甲状腺癌ついに、100名を超す

・福島県での甲状腺癌の発生(疑い含む)が100名を超し、3000人に1人というあり得ない高頻度となった
・UNSCEAR, ICRPともにフクシマの影響では、甲状腺癌は増えないと決めつけているため、結論は変わらない。
・今後爆発的に増える前に、おそらくこの健康調査は「過剰診療」あるいは「風評被害」を防ぐという理由で中止とされるであろう

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 フクシマで甲状腺がん増加が隠せなくなってきました。
甲状腺がん、疑い含め104人 福島の子供30万人調査
大岩ゆり 2014年8月24日07時04分
2014082401.jpg 東京電力福島第一原発事故の被曝(ひばく)による子どもの甲状腺への影響を調べている福島県の検査で、受診した約30万人のうち104人が甲状腺がんやその疑いと判定されたことがわかった。県は「被曝の影響とは考えにくい」としている。この結果は24日に公表される。

 甲状腺検査は事故当時18歳以下だった県民を対象に実施。県内全域を一巡した今年6月30日現在の結果(暫定値)がまとめられた。

 甲状腺がんやその疑いとされた104人のうち、がんと確定したのは57人、良性が1人だった。104人の事故当時の平均年齢は14・8歳で、男性36人、女性68人。腫瘍(しゅよう)の大きさは約5~41ミリで平均14ミリ。


県民健康調査「甲状腺検査(先行検査)」結果概要【暫定版】より
2014082402.jpg

 甲状腺癌がますます増えています。そもそも、この甲状腺癌は、当初多くても10万人に2-3人程度だとエセ専門家にプロパガンダをはらせていました。(検査結果が出る前です)福島県に住んでいる医師などは、それ以下の評価(甲状腺癌は起きないと明言していました)
「福島の子どもが甲状腺がんを発症」という情報を目にしたら、それはデマもしくはデータ解釈の誤り、とご理解下さい。2012-09-07 01:24:40
このあとに、実際に数名規模で見つかると・・
わたしたちの間では、健診者数が増えれば、何人かはいずれ発見されるのではないか、ということは、言われていました。2012-09-12 23:09:59

いずれも、「(現段階では)放射線被ばくによるものとは考えにくい」という前提からコメントしたものなのですが、言葉足らずだったと反省です。2012-09-17 23:49:54
とこのように変遷しています。

 そして、2012年10月4日 東京大学大学院理学系研究科 教授 早野龍五 東京電力福島第一原発事故初期ヨウ素被ばくによる甲状腺ガン国家賠償の考え方のなかで、
2014082410.jpg
今後 福島県による「甲状腺検査」で、すでに甲状腺がんの子どもを1人発見。今後甲状腺がんが発見されるたびに、東京電力ないしは国を相手取った訴訟頻発の可能性
費用 患者数はごくわずかで、賠償所要額は裁判で争うよりも遙かに少ないと予見される

と見積もっています。

 既に被ばく後4年足らずで、甲状腺癌が100名に達する異常事態になっていますが、どなたか国か東電を訴えた人がいるのでしょうか?
 そもそも、甲状腺癌になったことさえ、あきらかにすると「村八分」(よけいな風評をかき立てるだけ)と、病気になった本人自体が悪いという扱いを受けてしまっています
古舘:
お子さんの甲状腺がんが発見されて摘出手術を受けたという親御さんにこの番組では接触を試みました。
7人の方に接触させていただいたんですが、やはり、インタビューをお願いするとことごとく断られました。
いろんな事情があると思います。

そしてある方はこういう事をおっしゃいました。
担当したお医者さんに「こういう事に関しては周囲にしゃべらない方がいいだろう」と。
お子さんの就職の際などはマイナスになるからという様なアドバイスを受けたという方もいらっしゃいました。

そういう中で、番組ではお一人のあるお母さん。やはりお子さんが甲状腺がんだったんですが、その方は迷いながらも、音声を変えて、そして顔を映さないなど、様々な条件がクリアされれば「この胸の内を語ってもいい」といって下さいました。
その方にお話を伺います。
訴訟が起きる前から、このように芽を摘んでいるのですよ。恐ろしいことに。

 この甲状腺癌の増加は、チェルノブイリでも最初同じように否定されました。
ETV特集 チェルノブイリ原発事故・汚染地帯からの報告 ウクライナは訴える
ワレリー・テレシェンコ 内分泌代謝研究所:
私たちの研究所の所長が1989年にはウクライナやベラルーシで甲状腺がんの増加が見られるようになったと報告した時、
IAEAやソビエトの科学アカデミーはこう言いました。
「超音波診断の精度があがったから発見数が増えただけだ」
そのように言ったのです。
チェルノブイリでも事故から3年後に増加しているわけですから、日本と全く同じ様相を呈しています。チェルノブイリが4年後からと言うのはデマ以外の何物でもないのです。
まさしく、日本の当局がしゃべっている内容と同じではありませんか-いや、日本は地元の医者までソビエトの科学アカデミーと同じ話をしていますので、ソビエトよりもはるかにたちが悪い。

 当初の想定よりも、遙かに多い甲状腺癌が発見されているため、世界各国がこの核被害を隠蔽しようと暗躍しているのは、先日紹介しました。ICRP, UNSCEAR, そのほか核シンジケートが本気になっていることを忘れてはなりません。

 摘出した甲状腺に、どんな放射性物質が含まれているのか、セシウム、ストロンチウム他を分析できるはずですが、そのようなことをした形跡は一切ありません(検討さえされていない)。1950年代には簡単にできたこれらの分析を全くしないのはいったいなぜなのでしょうか。ガンになった患者の甲状腺には、セシウムなどが高濃度で蓄積しているのではありませんか?

 フクシマの医師が、住民に寄り添わないのは、なぜでしょうか。

 甲状腺癌になった人数が予想と当たったと喜んでいる人までいますね。・・

■関連ブログ
甲状腺がん10万人に2~3人-ICRPの過小評価手法のみで非専門家が論文発表
1033.フクシマ甲状腺がん健康調査-調査を妨害する国立がん研と、重要性を説く鈴木眞一2014年03月13日
口裏を合わせる福島健康調査の闇2012年10月13日
1053.UNSCEAR(国連科学委員会)-フクシマでは被爆の影響はない2014年04月18日
福島の甲状腺ガン増加をチェルノブイリと全く同じ文言で否定する日本人医師たち2013年03月03日

2 件のコメント:

  1. 魚ずみです。

    その甲状腺がんを
    福島医科病院
    の甲状腺がん検査の第一人者、鈴木真一医師が
    いつものように、ふざけたことを話すのですが
    今回も、「原発事故の放射能が原因とは断定しにくい」と
    本日のニュースでも言っていました。


    この名前をしっかり覚えておきましょう。
    そして、これからいつかのとき
    彼がその発言を後悔するはずです。

    しっかり
    教えてあげましょう。

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