OCHLOS(オクロス)は民衆を意味する古代ギリシャ語です。私は民衆の視点から地域社会のあり方を模索します。すべての住民が一緒になってよりよい地域社会を求めれば、平和で民衆が安心して生き延びていく環境になっていくのでしょうか。住民は国籍や民族、性の違い、障がいの有る無しが問われず、貧困と将来の社会生活に絶望しないで生きていけるでしょうか。形骸化した戦後の平和と民主主義、経済優先で壊された自然、差別・格差の拡大、原発体制はこれらの象徴に他なりません。私たちは住民が中心となって、それを憂いのない地域社会へと変革していきたいのです。そのことが各国の民衆の連帯と東アジアの平和に直結する道だと確信します。
2014年7月31日木曜日
日立は結局、リトアニアから原発を受注(朝日7月31日)
リトアニアでは、2012年に国民投票で原発建設が否定されたにもかかわらず、原発1基を受注することになりそうです。リトアニア政府は国民投票の結果を無視して、今年の3月には原発建設を決定していました。ウクライナ情勢と関係するとされていますが、ロシアからのエネルギーの自立を謳ったものです。そうだとしても、どうし原発なのでしょうか、もっと効率がよく安全な火力発電も、液体ガスを利用したものもあるではないですか。私はそこに、日本と同じく、潜在的核保有の願望を見るのです。
日立のHPでの発表はさらに詳しく述べています。
「 株式会社日立製作所(執行役社長兼COO:東原 敏昭/以下、日立)は、バルト3カ国(リトアニア共和国(以下、リトアニア)、ラトビア共和国(以下、ラトビア)、エストニア共和国(以下、エストニア))が参画する予定で、現在、リトアニア内に建設が計画されているビサギナス原子力発電所建設プロジェクトの推進に向けて事業会社(以下、PCO=Project Company)の設立に関する協議を開始することでリトアニア政府エネルギー省と本日合意しました。
今後、日立とリトアニアエネルギー省は、本プロジェクトを加速するために、日立と3カ国のエネルギー公社によるPCO設立の準備委員会設置に向けて、本年9月末までにPCOの機能や組織等の詳細を検討し、設立計画を立案します。その後、PCO設立計画を3カ国のエネルギー公社に提示し、合意を得た上でプロジェクトを推進していく予定です。」
さらに、
「建設プロジェクトの遂行にあたっては日立GEニュークリア・エナジーが主契約者となり、原子力事業のパートナーである米国GEおよびGE日立ニュークリア・エナジーと連携します。」
最後に、日立は、ポーロンドをはじめとした中東欧地域への更なる原発輸出を宣言します。
「日立は、中東欧を注力地域の一つとして位置づけ、社会イノベーション事業を軸に、さらなる事業拡大を図っていきます。」
参考資料:
2013年1月12日土曜日
投稿:在日の日立社員が、リトアニアからの日立の撤退を求める
http://oklos-che.blogspot.jp/2013/01/blog-post_12.html
2012年10月17日水曜日
投稿:日立会長・社長への直訴ー朴鐘碩
http://oklos-che.blogspot.jp/2012/10/blog-post_17.html
2012年10月16日火曜日
3・11初の原発輸出を止めさせよう!ーリトアニアの国民投票結果は原発NO!
http://oklos-che.blogspot.jp/2012/10/no.html
2013年1月30日水曜日
リトアニアの国民投票についての意見ー日本の反原発運動はどうあるべきかについて
http://oklos-che.blogspot.jp/2013/01/blog-post_30.html
2014年2月21日金曜日
日本はポーランドにも原発輸出をするらしい―メーカーはGE日立
http://oklos-che.blogspot.jp/2014/02/blog-post_21.html
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知らない間に、ここまで進んでいる日本の原発輸出!
返信削除東芝、ブルガリアで原発受注へ 5000億円規模
2014/7/3 2:00日本経済新聞 電子版
東芝がブルガリアの国営電力会社から原子力発電所を受注する見通しとなった。米子会社のウエスチングハウス(WH)が原発1基を受注し、原発運営会社の株式も一部取得する案が有力視されている。東日本大震災以降、国内での受注が期待できない東芝や日立製作所は欧州の原発営業に力を注いでいる。受注が実現すれば、日本勢では東欧で初となり、需要のある欧州での事業展開に弾みとなりそうだ。
WHは出力100万~120万キ…
こんなのもありました。
東芝、英原発会社を子会社化(日経、2014/6/30)
東芝は30日、英原子力発電事業会社ニュージェネレーション(ニュージェン)を子会社化したと発表した。今年1月に発表した計画通り、6割のニュージェン株を約1億ポンド(約172億円)でスペインとフランスの電力会社から26日付で取得した。
ニュージェンは英国で3基(合計出力340万キロワット)の原発建設を予定。東芝は3基の原子炉を米子会社のウエスチングハウスに受注させ、2024年から26年にかけて順次運転を始める。
東芝が株式取得の条件に挙げていた、原発建設地を巡るニュージェンと英政府の賃貸借契約も締結した。契約額は非公表だが、ニュージェンが英政府に約2億ポンドを払う内容とみられる。