多くの人は今日のギリシャ戦の勝利を信じていたようですが、ギリシャのキャップテンで守備の要の選手の退場で10名になったにもかかわらず、日本はほぼ決定的なシュートチャンスさえなく、引き分けでした。この引き分けはギリシャにとっては勝利と同じ意味をもつでしょう。
そして日本の最終戦はコロンビアです。私は、コートジボアールの勝利の遠因を選手たちの国の平和を求める姿勢にあるとみました。ドログバの試合前の発言です。「わが国は、国内が民族や宗教の違いから、混乱と衝突が絶えません。でも、たった一つ、全国民が一致団結するのがサッカーです。このW杯でいい成績を上げ、国民の期待に応えたい」
コロンビアの試合を前にして、同じく南米最大の左翼革命軍(FARC)の指導者が、「サッカーが喜びと楽しみの瞬間をもたらし最高の方法で和解の道を見つけることに貢献する」ことを望んでいると発言し、今月30日まで一方的に停戦を宣言したそうです。
サッカーの勝負は監督の下での戦略と個々の選手の技術で決まると信じている人には関係ない話と思うでしょうが、コロンビアは強いですね。試合に臨む選手の動機、闘う姿勢が、選手の負っているものが、日本選手とは決定的に違うと私は見ました。
勝負は終わってみるまでわかりません。しかしこのグループ、私はコートジボアールとコロンビアだと思います。
私のこの記事に対する批判があります。
- Cさん: 厳しい見方ですが、思わず頷いてしまう解説です。Choiさんは、的を得た素晴らしい平和スポーツ解説者ですね。
- Bさん:Choiさんのお考えに 同意です。 私もサッカーが大好きで 4年に一度のW杯を楽しみにしています。 出場して居るお国の事情や 選手の個性を含めてのW杯だと思っています。 今度のW杯の熱狂の中 裏で行われている日本の危険な政治状況に立腹と言うことでした。 Choiさんの情報を拝見した上で今度のコロンビア戦 楽しみまーす。
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