市民による国際連帯運動の拡がりをー核の廃絶を目指してー
全9シリーズ 第3弾
講師:李 大洙(イ デス)さん
講演要旨
◎東アジアでの軍事的緊張、北朝鮮の核実験、最大の原発密集地帯の危険性をもう一度考えなければならない。
◎軍産複合体を主軸とする核支配体制を解体しなければ、人類の持続的な未来は開かれない、これが福島の重要な教訓である。
◎原発の全盛期に建設された原発は寿命がつきているにもかかわらず寿命の延長という対症療法に依存しているため危険性が高まっている。
◎日本と韓国、台湾を主軸とするアジア脱原子力運動の課題があり、特に日本の取り組みが重要である。
◎国と企業を脱核の道に転換させるのは、組織された市民の連帯の力である。
イデスさんの講演はやさしい言葉で語られながら、絶えず、「福島世代」としての私たちの責任を強調し、特に、原爆・原発事故の当事者としての日本の市民運動がこれからの新しい世界をつくるのに重要な役割をはたすということを指摘されました。
通訳は高野聡さんで、韓国在住日本人です。4年間、韓国で脱原発運動のNGOで働き、この7月からは、韓国の反核運動に寄与し、また日韓の運動の実態を知らせ、お互いの国際連帯運動の拡がりを求める専従として活躍していただく体制がほぼできあがりました。高野さんを支えるグループ、個人のご協力をお願いします。
若い世代の働きに大いに期待します。
第4弾は、7月26日(土)6時開演
インド特別編(映画「ハイ・パワー」上映)
2013年国際ウラニウム映画祭ショートフィルム部門金賞
- ここが描写の限界、命が危険・・・それがインド -
講師:プラディープ・インドルカール監督をお招きし、映画上演と監督の講演です。
第5弾は、8月2日(土)6時開演
モンゴル国で進むウラン鉱山開発と潜む核廃棄物処分場建設
日本人は、モンゴル産のウランを買いますか?
そのゴミをモンゴルに引き取らせますか?
講師:今岡良子さん(大阪大学教員)
第6弾は、8月9日(予定) インドの反原発運動の実態と課題(仮題)
日本のインド社会、特に原発反対運動に造詣の深い福永正明さんの講演と、インドの若き活動家、スンダラーム・クマ-ル氏の講演を予定しています。
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