60歳を過ぎると映画館での映画鑑賞は夫婦で2000円。今回はまめに映画を観てきたご褒美で無料というおまけがつきました。ところでいつもはネットで切符を購入するのですが、今回は映画館に行き並んで無料券をもらうということになりました。ところで、その最後の最後まで何を観るのか決めてなかったのです。
デンゼル・ワシントン主演の映画であれば「スカ」はないと踏んだのですが、アクションものというか、スパイものというか、特に満足した感はないのですが、失敗とは思いませんでした。はやり、彼はいいですね。アメリカの映画にしてはアクションものでも、出演者の顔の大写しが多く、俳優の微妙な心理をうまく描いてるなと思ったら、監督はヨーロッパの人でした。
デンゼル・ワシントン、モーガン・フリーマン、サミュエル・L・ジャクソンとくれば「ダンス・ウィズ・ウルブズ」は映画としてはよかったですが、ケビン・コスナーの凹凸のなさとは違う魅力を感じます。相手の心理を読み、説得していく演技に妙に納得するのです。シナリオのよさもあるのでしょうが、私は演技力だと思いますね。
映画は、手柄を立てたCIA下っ端がCIAの不正を暴くのですが、そのままCIAで昇級するのか、またフランスに行った恋人と復縁するのか結論を言わずに終わります。私はCIAを去ったトビン・フロストとは違い、そのCIA下っ端はCIAに残る、と見ましたが、さていかがでしょうか。フランスで再開した恋人のこわばった表情のほんの一瞬見せる笑みにならない笑みが、復縁につながると見ました。
映画を見終えると大体、ストーリがよくつかめない奥さんに解説をするのですが、彼女は、トビン・フロストと同じく不正がのさばるCIAには残らないと思ったようです(ここで奥さんから訂正の申し入れがあり、恋人を選びCIAを去るとみた、ということでした)。そのような会話をすること自体、既にデンゼル・ワシントンの演技と映画製作者の思惑にはまったということなんでしょうね。
全国一の入場者数を誇る川崎チネチッタの裏に、中国料理のテイクアウト専門店があり、その場で作られたごはんとおかずが300円という店があります。私は彼女が駐車場から車を動かしている間にその店に走り、マーボー豆腐(なすびも入って)とごはん、餃子、鶏の辛口炒めと豚の生姜いための3品(計730円!)を買い、自宅で乾杯しました。その中華料理のお店を知りたい人は連絡ください!
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