2011年8月29日月曜日

ベトナム情報第四弾、原発輸出、それでも決行するのか

「ベトナム原発 協議再開」「政府、来月に 金融支援など詰め」(日経8月29日)と今朝の朝刊で報道されました。2014年に着工して、2021年に稼働する予定でしたが、3・11以降中断していた商談を進めるために、両政府は協議を再開します。

「日本政府による金融支援など事業計画の細部を詰める」とありますが、原発のプラントだけでなく、港湾や道路の整備などのインフラも含まれます。しかし原発の運営や管理といったソフト部分はすべて日本が担うと思われます。アイム・ジャパン(国際人材育成機構)がベトナムの原発技能実習生延べ6000人を日本に受け入れると発表しています。日本国内で被爆労働者として働かせられないことを願うばかりです。

以下の内容を確認ください。
★第一弾、ベトナムから6000名の原発事業実習生を受け入れるとは!
http://www.oklos-che.com/2011/07/blog-post_262.html
★第二弾、ベトナムからの原発技術実習生のその後の情報
http://www.oklos-che.com/2011/07/blog-post_4488.html
★第三弾、ベトナムからの原発実習生についてーやはり日本側は受け入れる意向
http://www.oklos-che.com/2011/07/blog-post_17.html

日越両国の契約の明細が発表されていないのですが、使用済み核燃料(死の灰)の処理はすべて日本側が処理することになっており、事故が起こった場合の責任も日本が担うことになっていると思われます。しかしどう考えても、フクシマの事故原因も究明できず、いまだ解決のめどが立っておらず、国内では再稼働を認めていないのに、今月の5日には「政府答弁書で、当面の原発輸出の継続を打ち出し」原発計画めぐる協議を再開するということは納得できません。

ベトナム側は日本政府の保障を強調して国民に「安全神話」を信じ込まそうとするでしょう。ロシアは先に2基決定し、日本の2基の後は韓国が虎視眈々と狙っているようで関係者をベトナムに送り込んでいます。ベトナムの心ある人たちは自分たちの美しい土地に原発を建設することをどのように思っているのか、農業と漁業に従事している民衆は立ち退きを要求されるのか、一党独裁の国で原発反対の声を上げることができないでいるのか、ベトナム戦争時アメリカと闘った宗教人はどうしているのか、現地の状況をしっかりと知りたいものです。反原発の運動を日本だけではなく、かの地の人たちとも連帯してプロジェクトの中止に追い込みたいものです。

1 件のコメント:

  1. チーム「LOVE JAPAN」総裁 Mr.クリスチャン2011年9月1日 0:00

    崔君、元気ですか!
    8月も終わり、9月だね。
    秋になっても、君はこの無益なゲームを延々と続けてるんだろうな。

    ベトナムには、日本企業も多く進出しています。
    中国からベトナムに工場を移した日本の上場企業もかなりの数にのぼっています。
    工場を稼動させるには、安定した電力が必要になります。
    また、港湾などのインフラ整備も必要になってきます。
    これらの投資は日本企業にとっても、大変に価値あることなのです。同時に、ベトナムにとっても、良い出来事です。
    両国にとっての国益なのです。
    また、協働の立場から、チーム「LOVE JAPAN」はベトナムからの研修生を歓迎いたします。主が彼らの上に大いなる祝福を与えてくださることを祈ります。
    ハレルヤ。

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