2011年3月24日木曜日

みなさんの御意見を聞かせてください。

みなさんの御意見を聞かせてください。

(1)ネット上の差別発言を告訴するという件について

Twitter上での「じゃかあしい!日本​から出ていけクソ朝鮮​人!! 」、この発言は差別言辞であり、むしろ犯罪として取り上げるべきなのではないか、この提案は関西大学の金明秀教授から提示されました。「自分個人あてに向けられたヘイトツイートは、告訴するとよさそうですよ」。侮辱罪にあたる可能性があるというのです。

民族差別と闘ってきたこれまでの歴史があっても、ネット上で流される、「在日」に対する差別的な発言はこれまでまったく放置されてきました。もしそういうことが可能ならば検討すべきだと思います。世界は既にそういう流れになっているのです。これは慎重にかつ前向きに検討すべきことだと思います。みなさんのご意見はいかがですか?

(2)Twitter社の「社会的責任」について
同時に、昨日私がみなさんにお送りしたTwitter社の見解を求めようという呼びかけについても皆さんのご意見をお願いします。

Tさんからのメールを紹介します。

「人種差別主義者による許せないツイート、本当に怒り心頭です。なんとかしたいと思います。ただ、ツイッター社はこれに対して、どのような措置をとるべきなのか少し疑問なのです。誰が人種差別発言だと認定するのか。どこまでの発言が表現の自由でどこからが削除に該当する人種差別発言なのか。その基準は誰がどのように作成し、どのように運営するのか、そのあたりのことを抜きにして、ツイッター社に取締りを要求するのは危険な側面もあるのではないかと思うのです。」

私はそれに対して以下のメールを送りました。

「私は「取り締まり」を要求しているのではありません。差別的言辞の<場>を提供するものとして、Twitter社も一定の社会的責任があります。日本に差別を罰する法がない以上、特にITの分野での社会的コンセンサスが必要です。」

再度Tさんから、「Twitter社の社会的責任とは何でしょうか」という疑問が来ました。みなさんに「よびかけ」をした理由は、Twitter社に個人の「つぶやき」の内容を取り締まり、不穏なものは抹消するように要求しようということではありません。まずTwitter社の提供する<場>において差別的言辞が流布されているという事実があります。

彼らは社会的インフラを提供しているのです。人は誰でもツイッタ―を通して即時に情報交換することによって、多くのメリットを享受しています。それこそ彼らの目標であることは疑う余地はないでしょう。しかしその情報が差別的言辞やHate Tweetによって人に危害を及ぼすとき、その責任は誰がとるのかという問題はどのように考えればいいのでしょうか。

そこで私が考えたことは、特に歴史上最大のこの悲惨な状況において敢えて流されたデマやHate Tweetがどれほど危険で、被災者に不必要な警戒心をもたらし、名指しされた在日中国・朝鮮人を傷つけるのか、国籍や民族を乗り越え「協働」して被害に立ち向かい、新しい社会建設に向かうべきこの時に絶対に社会的に許してはいけない発言ではないか、ということでした。だからこそ、インフラ提供者のTwitter社に彼らの見解を求めようと言うのです。

私は、今の日本において彼らが提供するインフラを利用してデマやHate Tweetが流布されることを彼ら自身があってはいけないこと、そしてそれが自分たちのビジネスによって起こされているということに対して責任を感じ、それに対して社会的な発言をしなければならないと考えると確信します。だから日本だけでなく、韓国・中国そして世界の国々からTwitter社に見解を出すように働きかけてほしいと呼びかけるのです。

いかがでしょうか。以上、2点に関するみなさんの御意見をいただければ幸いです。なお、みなさんのご意見はツイッタ及び、emailでお送りください。できればそれらの意見を公表させていただきたいと考えています。よろしくお願いします。

崔 勝久

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