2009年9月13日日曜日

民主 分裂選挙か 川崎市長選 一部市議が現職支援(神奈川新聞 9・13)

民主 分裂選挙か 川崎市長選 一部市議が現職支援(神奈川新聞 9・13)

おなじみの光景が見え始めました。市議・県議・国会議員による協議会で、誰が選ばれようとみんなで一致して支援しようとなっていたはずなのに、多数決で24名の協議会のメンバーで決定した(福田14票、阿部9票 白紙1票)ところ、市議会議長の潮田なにがしは、自分は連合(市職労)の支援を受けて当選しているから阿部を支援すると、反旗をひるがえした模様。それなら最初からそういえばいいのにね、そうか阿部は勝つと思っていたのか。いずれにしてもこの福田の勝利は若手市議のおかげでしょう。

民主党市議団団長の飯塚氏は、同じく市職労支援で連続当選している人物。外国人最多地区の川崎区選出で、今回はどうすんでしょうか、市職労の意向に従うとなるのか、自分を推してくれた区民の意向を聞こうとするのか、そんなものは無視するのか。民主主義の代議員制で選ばれたんだから、後は自分勝手というところなんですかね・・・

読者のみなさんはここ連続のメールで川崎の事態を理解されているでしょうが、もう一度、整理しましょう。現市長の阿部は自公を捨て民主単独の推薦を求めたが、若手のアメリカ帰りの福田県議が民主の推薦を受けることにほぼ決定(まさか、いまから本部がひっくり返さないでしょう、阿部は小沢事務所にアプローチしているという情報もありますが)、阿部は「市民党」として独自に出馬。後は自民が独自候補を模索中(公明はそれに乗るでしょう)、自民の県議の杉山は党の支援なく立候補。後は、共産党推薦の岡本氏が出るので、計5名の闘いということになりそうです。

断トツで勝つ可能性があるのは都議選と国政の流れからして、民主の福田紀彦。断トツの勝利がないとしたら、杉山を除く4名がドン栗の背比べをというところか。40%の得票率であれば、20万票を誰がとるかの勝負になり、40%を超えるとすると、無党派は福田に投票する可能性が高まるでしょう。得票率が下がると、公明党の基礎票8万5000の行く方がどうなるのか・・・

共産党の岡本氏は今年の頭から立候補を表明し、労働組合と共産党市議団と町内巡りなどをやってましたが、保育園などで思い切った施策をだし、署名活動に精をだしていることが功を奏すれば、ぎりぎり勝利の可能性もありそうです。

神奈川新聞の2面では、市職労の大会に出席した阿部は、自分を支援している労組に、目一杯の愛想をふりまいていたようです。新聞は皮肉っぽく、“頼みの綱”の市職労が気にしている新人事評価制度について「目的は皆さま方の仕事を楽にすることなどと、“リップサービス”を忘れなかった」そうです。阿部と市職労に「喝!」。あほか、あんたら、185名の職員が精神疾患で長期治療を余儀なくされており、8年で30名もの正規職員が自殺しているというのに、おふざけでないよ、まったく。

その市職労に30名もの外国籍公務員がいます。彼らはどうして沈黙を守っているんでしょうかね。そうか、郷にいれば郷に従えっていうやつですかえ(急に花魁調になりんした)。阿部はやっぱり、「多文化共生」を言い続けるんでしょう。そうか、そのスローガンを阿部が掲げる限り、外国人公務員や、差別問題に関わってきた市民運動・NPOも阿部支持、あるいは沈黙を守るというわけですね、わかりやすーい。

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