2009年9月5日土曜日

川崎市長選の奇奇怪怪

川崎市長選の奇奇怪怪

今日の朝日、神奈川新聞は、民主党川崎市総支部協議会(国会議員3名、県議4名、市議18名、計25名)で自民と公明とは相乗りせず、独自候補を立てることを決定したと報道した。神奈川新聞はつっこんで、「民主が阿部氏を推薦する場合は、自民、公明が後から推薦を出す『後出し』を受け付けない」と報道し、朝日は、「阿部市長も候補の一人として検討する」と書いている。

阿部は自民党と市職労と政策協定を締結し、連合神奈川は阿部推薦を決定している。これは、阿部が自民と民主の支持をとりつけたが、国政の流れを受けて民主にすり寄りはじめ、自民との関係は政策協定まで結んだが表面上白紙にし、民主推薦の看板を掲げて選挙に臨みたいと考えていることを意味するのだろうか。この場合、自民との関係は実質的に維持するということになる。

公明党の動向はどうなるのだろうか。恐らく自民と距離を置くしかないが、実質的には阿部との関係を維持したいのかもしれない。そうなると阿部を推薦せず、裏で支える方向を検討していると思われる。

それとも川崎の民主党協議会は、民主党本部の意向を受け、完全に民主独自の候補を出す方向を決定したが、曖昧な表現をして、阿部推薦を決定した連合を批判する表現を避けているのか。あるいはまだ阿部支持の含みをもたせているのであろうか。いずれにしても奇奇怪怪、ここは明確に阿部市政を批判し、新たな川崎の在り方を打ち出す「新人」が登場することが最も望ましい。

0 件のコメント:

コメントを投稿