2009年8月22日土曜日

渡辺さんの怒りについて

残暑お見舞い申し上げます。
昨晩も熱帯夜で、夜中に起きだしてしまいました。寝室でクーラーを使いたがらない奥さんが横にいては、汗びっしょり・・


添付資料で南高校をめぐる運動の中心人物の渡辺さんがブログで記した持っていく場のない怒りを紹介します。
「本気で臨海部の未来を考える会」
http://www.owat.net/rinkaibu-mirai/rinkaiblog.html


もう一度、この問題の背景を説明します。
県立南高校という公共用地を売却して大型商業施設を作る、その計画は、川崎の都市開発の一部になり、それを国家が「特区」に指定して国家プロジェクトの一環と位置付けられ、正当化・合法化される。

阿部市長は県知事に南高校をUR都市機構(独立行政法人都市再生機構)に売却するように要請し、天下りの温床であるURは不動産の仲介業者として大手ディベロッパー転売して莫大な利益を得るようになり、大型商業施設のプロジェクトになっていく。阿部は何がなんでも実施する覚悟らしい。そこでは公共用地であったものをどのように活用するのがいいのか、住民と一体になって考えていく考えは全くない。

そのようにして進められる過程で公害問題(アスベスト)が発生した。住民運動は、アスベストはないという言い張る行政に対して実際にアスベストの存在をあきらかにした。今は、アスベストを除去して残ったところを解体するだけで、粉ジンがあってもそれは民間でも見られるもので(大した問題でなく)、アスベストは残っていないと言い張る。行政は県も市も調査することさえしない。しかし他地区での例から、壊された建物の中からもアスベストが発見され、住民の不安は消えない。

この運動の中心人物であった渡辺さんは、持っていく場のない怒りをぶっつける。もっともである。しかしどこか突破口を作り、南高校の跡地の再開発に住民の意思が反映されるようさせなければならない。われわれの
知恵と行動が求められるところである。

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崔 勝久
SK Choi

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