2009年6月23日火曜日

報告ー京都での「在特会」のデモの様子

みなさんへ

昨日、「川崎市政を変えよう! 市民の会」があり、岡本候補との懇談がありました。この6か月、阿部市長に先行して立候補宣言をしておきながら、どうして、一般市民との対話を重ねて来ず、組合や共産党市議と(共産党シンパ)を訪問するような、従来型の選挙運動をしてきたのか、この点を私は問いました。選挙に投票に行かない60-65%の一般市民を味方にすることが唯一、選挙に勝つための必須条件だということは明白なのですから。

この会としては、市民運動の結集点をつくるべく、1000人集会をしようということでの合意がなされました。これからですね・・・

京都のN君から、「在特会」が京都でどのようなデモをしたのか、それに対抗する動きはどのようなものであったのか、現場からの貴重な報告がありました。


--
崔 勝久
SK Choi

-----------------------------------------------------------------------------------

崔さんへ

京都での「在特会」のデモが話題になっているようですね。
私も午前中の反対デモの方に少し参加し、午後の「在特会」のデモも京都市役所から四条川原町のあたりまで歩道から見ていました。

午前中の抗議デモは、マンネリ化していると言われていますが、ビラもまいて、鴨川の河川敷のアピールも行なわれ、「在特会」の数人が橋の上から監視するなか、目的は達成されたかなという感じです。

「在特会」のほうは、昼過ぎに市役所の前に集まった段階では100人もいないかなと思ったのですが、桜井がアピールしている時に、ハリセン男の闖入と、在日らしきおっちゃん二人の抗議があって、デモに入る前に集まった群集がヒートアップして、その人たちに襲い掛かるということが数回ありました。若い人も数人混じった群集のおぞましい罵声が飛び交い、見える敵に対することで結果的に非常に場を盛り上げることになったと思います。

その前に、麻生太郎の公式ソングを歌っている某の「あいらぶJAPAN」(坂本竜馬の墓前で作ったとか…。罰当たりな。)という歌、桜井のアジ、村田春樹のアジは、ほどほどに盛り上がっていましたが、同じことの繰り返しでうんざりですね。集まった右翼も途中でシュプレヒコールが小さくなっていたし、暑いなか大変やなと。

午前中の抗議行動に参加したメンバーも半分はその場にいたのですが、みなおぞましい風景にぞっとしつつ、相手の戦略が思っていたより上手いことにびっくりしました。前日の西本願寺の映像が人数的にもたいしたことなかったので、ちょっと侮っていたこともあるかと。機動隊の数も少なかったですし。

そうした前座や、警官隊の弱気な姿勢もあって、「在特会」は非常にヒートアップしたまま車道に出て、通行人に対しても(笑)汚い罵声を浴びせながら熱狂的な行進をはじめました。あれを見たら、普通の人は「こんな気持ち悪いのが日本人か」と、自虐的ナショナリズムに走りそうな感じです。

このあと、「在特会」は河原町に沿って南下し、歩道をプラカードをもって歩く僕らと通行人に対して、おぞましい声を上げていました。ああいうデモがあることで、今後の京都のデモにも影響があるかもしれませんね。

四条に達したところで、歩道の近くで爆竹が鳴ったのですが、そっちがやったのか不明でした。感想として、非常に熱狂的で、かつ組織もされている集団のデモにどうやって対抗するか、はっきりする必要があるかと。市役所、河原町で、「在特会」が盛り上がったのは、半分は僕たち反対デモが見える形でいて、散発的な抗議行動をしていたからで、「在特会」を圧倒する場面はなかったと思います。やるならやるで桜井が喋れなくなるほどやるか、もっと効果的で賢い方法を考えないとなと思いました。

「在特会」は、打ち上げでは30名ほどで京都駅で飲んでたそうです。市役所の段階で、関西の人たちと関東組(たぶん14人くらい)が交流していたので、関西への組織的な広がりはこれからかと思われます。

0 件のコメント:

コメントを投稿