2009年6月29日月曜日

外国人排斥を許さない6・13緊急行動実行委員会からの報告

崔さんへ

京都でも反[在特会デモの当日報告がでましたので、転送します。

番匠

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こんばんは

遅ればせながら「当日報告」をブログにアップいたしました。
http://613action.blog85.fc2.com/

参加、注目ありがとうございました。

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当日報告
2009 年6月13日、私たち「外国人排斥を許さない6・13緊急行
動実行委員会」(以下、実行委)は、「在日特権を許さない市
民の会」(以下、在特会)による「外国人参政権断固反対デモ
」に対して抗議するデモと情宣を行いました。実行委が行動前
に確認していたことは、非暴力を貫き、在日外国人との共生を
自分たちのメッセージとして街に届ける、ということです。日
常活動ではなかなか出会うことのない団体や個人から幅広い賛
同をいただき、行動に結びつけることができました(2009年6
月20日時点で個人・団体を合わせて769名)。

当日は午前11時00分に三条河川敷に集合し、11時30分、デモに
出発をしました。出発前のアピールは、審議中の入国管理法改
定案の問題点を訴えるもの、在日外国人の就労や生活における
制度的欠陥を主張するもの、国籍は違えど労働者として共に生
きていこうと呼びかけるもの等、多数ありました。デモに出発
してから、隊列の前からは「在日特権なんてないぞ」「全ての
外国人に生きる権利を」「私たちに生きる権利を」「人らしく
生きられる社会を」などのシュプレヒコールが上がり、道行く
市民の関心も高くビラの受け取りも上々でした。かと思うと、
隊列最後尾からは「シュプレヒコールを待つな!自由に叫べ!
」という大きな声。激しく打ち鳴らされる太鼓の音。また在特
会をパロディしたユニークな旗や服装の人々も。日の丸を掲げ
て在特会を批判する保守の人、排外主義に脅かされたくないと
路上に参じた外国籍の人たちもいました。緊急行動の呼びかけ
に、本当に多種多様な人々が集まってくださり、それを象徴す
るデモの風景になりました(当日の様子を記録した動画です)
。参加者数は、出発前が250人ほどで、終了時点で約300人にま
で増えました。

午後1時30分より、今度は在特会のデモに対して、三条商店街
入口、蛸薬師通入口、四条河原町交差点にてアピールとビラま
き情宣を行いました。在特会がシュプレヒコールを上げながら
通過していく道向かいで、排外主義に反対する趣旨のビラを2000
枚配り切りました。在特会の「テロリストに参政権は与えない
ぞ」等の独特のシュプレヒコールで土曜日の四条河原町は異様
な雰囲気に包まれ(*1)、何事なのかと自ら私たちのビラを
取りに来た人もいました。私たちのアピールは在特会にではな
く、京都の市民に向けられたものです。私たちを過剰に敵対視
し挑発を繰り返してくる在特会に応じることなく、準備してい
た日本語、朝鮮語、中国語、スペイン語、英語、エスペラント
語のプラカードや旗を掲げました。その内容は「外国人排斥反
対」「No
More Fascism」「生きる権利に国境はない」「自由の敵に自由
を許すな」「いじめるな」等。さらに、彼らが四条河原町を通
過するときには交差点の四隅から、「さべつ・はんたい」「い
じめ・やめろ」「ざいとくかい・ゆるすな」等のショートコー
ルを上げました(*2)。

立場を超えて様々な人たちが集まり、排外主義的な在特会のデ
モに反対して立ち上がることができたのは、実行委の呼びかけ
に賛同いただいた皆様のおかげと思います。ありがとうござい
ました。

実行委は解散いたしますが、在日外国人の権利を拡充していく
地道な運動は今後ますます必要になるでしょう。排外主義に抗
して在日外国人の問題に向かい合う人々の輪が広がっていくこ
とを願います。

外国人排斥を許さない6・13緊急行動実行委員会

(*1)6 月13日に在特会が掲げていた主張は「外国人参政権
反対」でしたが、ホームページや当日のシュプレッヒコールの
内容からも、彼らの主張が参政権反対にとどまらない排外主義
的なものであることは明らかです。それに対しネット上では、
「外国人参政権に反対であって外国人排斥ではない」といった
在特会シンパによる書き込みが散見されます。こうした書き込
みは、自分たちの意見が堂々と全面展開できるような正しいも
のではないと気づいており、自分たちの主張を歪曲することな
しに自らを正当化できない在特会の弱さ、悪ふざけの現れであ
ると考えます。
改めて強調しますが、在特会が発する言葉の内容は、政治的な
主張に値しない露骨な悪意と憎しみに満ちたヘイトスピーチで
あり、そのようなきわめて差別的な言葉が垂れ流されること自
体が暴力であり、許されるものではありません。

(*2)すでに在特会が宣伝材料として使用していますが、彼
らのデモが四条河原町を通過中に爆竹がなったという事実があ
るようです。確かに爆竹のような音はなっていますが、インタ
ーネットにアップされている動画を見る限り、彼らが喧伝して
いるような「デモ隊に爆発物を投げ入れられた」という事実を
読み取ることはできません。また、もちろん実行委として彼ら
の隊列に爆竹を投げ込むというような行動は呼びかけておりま
せん。
しかし、このようなあやふやな事実を根拠に、在特会のメンバ
ーを名乗る人物が緊急行動の賛同者に対して、「「外国人排斥
を許さない緊急行動」のメンバーに爆竹投石を受けた」、「子
どもがデモ中に爆竹で被害を受けた」、「爆竹を投げる者への
賛同はどういうことだ」といった内容の電話をしてきておりま
す。実行委として事実に基づく批判を受け止めることは当然で
すが、そもそも彼らの主張する「爆竹のようなもの」について
は、誰が何の目的で鳴らしたのかはいまだ不明です。しかも実
行委に対して直接批判するのではなく、賛同人を特定し圧力を
かけるなど、あまりにも陰湿であり卑怯極まりないと断じざる
を得ません。
その上で、今回の彼らの反応から、私たちも教訓を引き出しま
した。基本的に間違った主張をしている在特会は、批判者や抗
議者を攻撃することによってしか「正しさ」を主張できず、そ
のことに自覚的な彼らは攻撃材料を常に探しています。今回の
抗議行動を組み立てるにあたって、実行委はそのことを十分に
念頭においておりましたが、今後の抗議行動においてもそうさ
れるべきであるということを声明しておきます。

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