2009年6月19日金曜日

川崎市の「議会基本条例」可決のおぞましさ

みなさんへ

川崎市が川崎市議会基本条例を可決しました。政令都市としては初めてのことで、全国の注目を受けているそうです。

「外国人市民代表者会議」をはじめ「自治基本条例」「住民投票条例」など川崎市は先駆的で、市民重視の政策を次々と具体化していると見られているようです。しかし今回の「「議会基本条例」も徹底した非公開を
貫き、委員会審議もなく、市民への説明会もないという有様です。

そのうえ、市民からの質問も議会で可決した翌日に審議するという愚かさです。パブリックコメントなど自己正当化のための儀式は一応やっているようですが。

多くの市民運動をする人や学者は、川崎の実態を知らず、文書だけを読み判断しているようです。物事はしっかりと実態を直視しないと、その本質を知ることはできないという教訓です。

ずっとこの間、川崎市議会のあり方を模索し、議会の実態を注視してきた吉井さんの報告です。

崔 勝久
SK Choi


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
各位

議会への請願に追加署名をされた方へ出しています。全部ではなく、また、署名されていない方もおられるかもしれません。お許し下さい。

6/17 反対1名!退場1名!川崎市議会基本条例可決
6/18 議決の翌日に関連「請願」を審議する愚劣さ

川崎市議会は非公開審議を意固地に貫き通した。6/17の本会議の儀式だけで、委員会審議はまったくない。
住民への説明会も開催されず、パブリックコメントだけで恰好をつけたが、その内容を取込むこともなく、素案のままであった。
http://www.city.kawasaki.jp/council/project/pdf/gikaikihonjourei.pdf
具体案がどこのもなく、議会権限強化にポイントをおいている。

反対者は猪股美恵議員(無所属)
退場者は三宅隆介議員(民主党)

「川崎市議会が政令市初の議会基本条例案可決」
政治・行政 2009/06/17 カナロコ
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryivjun0906430/

全国の政令市市議会の視察が相次いでいるということだが、視察の方には決して真似しないようにお薦めする次第である。

さて、筆者はH21/2/23付けで請願を川崎市議会へ提出した。
追加署名 53名

請願第70号
『「住民に開かれた方法で「議会基本条例案」を策定することに関する請願』
1)「議会基本条例案」を検討する会議は、これまでの非公開を改め、公開する
2)中間報告について住民への説明責任を果たし、住民との対話を活性化させる
3)住民からの議会改革に関する提案・要望を今後の会議の議論に反映させる

 これが 翌6/18午後1時から議会運営委員会で審査された。
 筆者は仕事の都合もあり、傍聴しなかったが。
 
 2/23付け提出で、審査は6/18である。「議会基本条例案」は前日に可決!
 約4ヶ月の間、何もせず、条例採択の翌日に何を審査するのであろうか。
 前代未聞!というべきである。

 6/18夜事務局より連絡、
 「継続審査ー正副委員長預かり」「正副委員長が話をしたい」、
 だいたい意図が読める。
 おそらく、「不採択」と「継続」の食い違いが若干あり、結論が出ず、
 通常このような場合、「継続」でお茶を濁す、しかし…
 そこを「正副委員長預かり」にしたのは、請願者へ取り下げを求める意図であろう。


 こんなずるっちいことを良く考えるな!責任意識のかけらもない。
**************************************************************
吉井 俊夫 〒213-0013 川崎市高津区末長 1412-1-301
 yoshii_t@m4.dion.ne.jp ・FAX 044-833-7643

0 件のコメント:

コメントを投稿