2009年5月3日日曜日

Jさん一家のイギルス便りーその(1)あれれ、何か違うな

イギリスに留学しているJさんからの便りを御本人の承諾を得て
ブログに掲載いたします。

彼女は日本留学の経験もあり、私たちの川崎での運動に関心を
もってくださり、それ以来のお付き合いです。
韓国に帰国後、日本での経験を生かし、在日問題に取り組む
運動をしてこられました。
彼女と仲間は、韓国政府に海外韓国人に関する立法化案を
出したり、国会議員に働きかけたり、東京都の民族学校と京都の
ウトロ地区の問題では韓国での取り組みの中心的な働きをして
こられました。

その彼女がご主人のイギリスに留学について行かれ、そこで
目にしたものをメールで送っていただくことにしました。
今回はその第一回目です。

崔 勝久

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

崔さん、メールありがとうございます!
ご活動はメールやブログで見ております。

イギリスは日本や韓国より外国人に対する認識や待遇が
進んでいるようです。
外国籍でも一定の条件(住民経歴・年数・英語能力)を
果たせば永住権が得られ、参政権が得られます。
アイルランドかスコットランドでは、永住権がない人でも
参政権を付与する方針に変わったと聞きました。

なにより、入国してまもない自分も医療サービスを無料
でもらえるし、子供も公立学校にたやすく入れます。
学校や病院がビザーなどのチェックはしません。
ただ、地域の住民(定着して住んでいる)であるかどうかを
確認するだけです。

また、差別的な発言などに対しては、差別をしなかったということを
証明できなければ、刑事罰に処されます。

過去数年、新自由主義や米国発のテロ騒ぎで
イギリスにも外国人に対する態度が多少厳しくなっている
感じもあるのですが、基本的なところは、日本や韓国とは大きく
違うようです。韓国は5年以上居住の外国人に地方参政権を
与えているのですが。

ともかく、詳しいことは、もっと調べや勉強が必要ですけれども、
イギリスやEUは進んでいるに違いありませんね。

ところで、私と家族はなんとかイギリス生活に慣れつつあります。
韓国を離れて住んでいることはいいところもたくさんありますが、
やはり、常に、「緊張感」がありますね。
でも、まあ元気ですごしています。
機会がありましたら、休みのためにでも来てください。

それでは、また。Jより

0 件のコメント:

コメントを投稿