2009年5月6日水曜日

学習会のご案内

みなさんへ

学習会のご案内です。
5月30日(土)に小原隆治さん(成蹊大学)、6月6日(土)に齋藤純一さん(早稲田大学)をお呼びして学習会をもちます。詳しくは以下の「学習会のご案内」をごらんください。

住民自治、特に川崎のような100万人を超える大都市、政令指定都市において、住民が主体として参加できる仕組みがどのようにすれば可能なのか、学習いたします。

地方自治は国や自治体の経済的な状態から、従来のサービスは維持できず、民にその負担を負わせるという目的から提案されているという面と同時に、住民が既成の地方自治の仕組みに納得ができず自ら参加していこうとする、下からの要望という側面があり、これからはそのせめぎ合いが続くと思われます。

「地方自治」が「共生」と同じく、上からのスローガンとして提唱されるとき、形が建前として強調され、実質的には統治や管理が強化されるだけで、民の意向が反映され、対等な対話の場が保障されることはない、
という事態も大いに考えられます。

特に川崎の場合、地方自治が強調され、自治基本条例が作られ、それに基づいて形としては「区民会議」も設置されています(市民の2割もその存在を知らないと答えていますが)。そのような状況下で、どのように実質的な「民主的、開かれた公的空間」を具体化させることができるのでしょうか。

小原さん、齋藤さんはいずれも地域社会の在り方を模索し、地方自治と政治理論・思想の分野で第一線で活躍され、現状突破を理論的、実践的に求めておられる方です。彼らと一緒になって私たちの課題を検討していきたいと考えています。

崔 勝久

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学習会のご案内

10月の市長選を前にして、政令指定都市川崎における住民自治の在り方について考えたいと思い、以下の学習会を持つことにしました。「分権化」が話題になっていますが、国や地方自治体が上から決めるのでなく、住民自身が自ら政治参加していく仕組みをつくることを具体化していこうと思います。事前の参加申し込みをお願いいたします。

1. 小原隆治さんを囲んでの学習会
「住民が自分で条例を作り、自分たちで統治していくようになってこそ、本当の意味での地方自治が始まると思います。」 (早稲田塾HPより) 
講師:小原隆治 成蹊大学教授、豊島区自治推進委員会委員座長などを経験
早稲田大学大学院政治学研究科卒業、行政学、地方自治専攻
英国シェフィールド大学客員研究員などを経て現職。
『平成大合併と広域連合―長野県広域行政の実証分析』(公人社)等
題目:指定都市(川崎)における住民参加の仕組みについて考える
日時:5月30日(土) 午後13時30分(時間厳守)
場所:日本キリスト教団 川崎教会(JR川崎駅 徒歩10分)
http://local.yaho・o.co.jp/detail/spot/4db38d1c288dae0cfcb2a6aff818e3d7/


2. 斎藤純一さんを囲んでの学習会
「自らの言葉や行為において互いに現れること、共有される世界が今後いかにあるべきかについて意見を交わすこと。この政治的自由を相互に保障し合うような関係性を創出し、維持していくことが、民主的な公共性の条件であるという理解を私はアーレントと共有している」「アーレントは公共的空間を「国民」(ネイション)の内部に閉ざしてはいない」(『政治と複数制―民主的な公共性にむけて』あとがきより)
講師:斎藤純一 早稲田大学教授
早稲田大学大学院政治学研究科 博士課程単位修得退学、政治理論・政治思想史専攻
横浜国立大学教授を経て現職。
『公共性』『自由』『政治と複数制―民主的な公共性にむけて』(岩波書店)等
題目:「民主的な公共性」とは何かを考える
日時:6月6日(土)午後15時(時間厳守)
場所:日本キリスト教団 川崎教会(JR川崎駅 徒歩10分)



主催 住民参加の市政をつくる川崎市民の会
川崎市川崎区小川町11-13 日本基督教団川崎教会付
携帯(崔)090-4067-9352, skchoi777@gmail.com

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