2009年5月2日土曜日

至急、アクションを!

友人から以下のメールが入りました。
いずれにしても明日の日曜日はNHKを観ましょう!

崔 勝久

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至急、アクションを!

崔勝久さま
国籍法改正の際の動き、メディアを主要攻撃対象にし
ている在特会の動きなどと重なる動向です。

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NHKスペシャル「シリーズJAPANデビュー」第2回
『天皇と憲法』が5月3日(日)午後9:00~10:13
総合テレビで放送されます。


共同制作に加わった関連会社役員会では、「右翼
などの標的にされる危険性なしとしない」と警告が出され、
電話や担当者に面会を求めてくる場合などに備えて
すでに対策が講じられていると伝えられています。
問い合わせ電話はNHK本体に回すことや万が一担当者
が面会をする場合を想定し、直通電話やメールアドレス
をはずし、プロジェクトJAPANの一員としてのNHKの代表
番号のみの名刺を作るなど。

「天皇と憲法」の内容は以下のように予告されています。
「日本が近代国家の骨格とも言うべき憲法を定めてから
120年。憲法起草者の井上毅が残した6,000点を越える資料、
ドイツなど諸外国に残された資料を掘り起こしどのように
大日本帝国憲法が制定されたかを分析。さらに政党政治
の自滅と天皇絶対主義の国対論の激流をこれまで紹介され
ていない資料によって描き、大日本帝国憲法下の政治体制
がどのように崩壊したかを検証していく」

4月から放送が開始されたこのシリーズを制作する「プロジェ
クトJAPAN」設置のきっかけは、海老沢元NHK会長の置き
土産・「坂の上の雲」(司馬遼太郎原作)のドラマ化だったと
伝えられています。しかしその後の議論で、「坂の上の雲」を
核としながらも「司馬史観」のみでなくドラマの背景をきちんと
伝えるべきであると「日本の近現代史を多角的に描くドキュメン
タリー」を企画、その分野の経験豊富なディレクターもプロジェ
クトに加えられたと聞いています。この企画の深まりにはNHK
の見識が感じられこれから放送されるシリーズへの期待を
抱かせるものです。

しかし、4月に放送された2本の番組は早くも右翼からの激しい
攻撃に晒されました。
「プロローグ戦争と平和の150年」(4日放送)に対しては、
「憲法9条擁護に偏向している」「反日的である」との声が数多く
寄せられ、制作現場からは「視聴者の意見は『賛』『否』真っ
二つだった」と報告されています。

シリーズ「JAPANデビュー」第1回『アジアの一等国』(5日放送)
に対してはさらに激しい攻撃が加えられました。「親日的といわ
れる台湾人に対する侮辱」などの声がNHKに殺到しました。
番組でインタビューに応じた台湾在住の人々を調べ上げた右派
が、「本当にあんなことを言ったのか!」などとしつこく電話する
ような攻撃も台湾現地に押し寄せていると聞きます。

ご存知のように右派メディアからの攻撃も展開されています。
一面トップに「激怒NHK『偏向番組』」と報じた「夕刊フジ」(4/20)、
「歴史歪曲と台湾人が激怒したNHK『超偏向』番組」(「週刊
新潮」4/23)など。
「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」「日本李登輝友の
会」などの質問書や抗議声明提出の動きも伝えられています。

現在の事態は、プロジェクトJAPANのこれから放送されるドキュ
メンタリー番組をはさんで、右翼保守勢力と視聴者・市民の間で
激しい綱引きが展開されているというのが率直な感想です。
いま私たちにできるあらゆる手段で、NHKや制作現場がこうした
攻撃にひるむことなく毅然として自主・自律を貫いた制作をつづ
けるよう励ますことが私たちに求められていると思います。

私たちが「放送フォーラム」に招いたNHK現職プロデューサーが、
「視聴者からの反響が100件を越えることが再放送枠獲得の
目安」と語っていたことを思い出します。
5月3日に放送される「天皇と憲法」を多くのみなさんがモニターし、
意見や感想を伝え番組制作者をはげますよう呼びかけたいと思います。

<意見・感想のあて先>
(メール)
NHKオンライン→ドキュメンタリー/教養「NHKスペシャル」
→感想・問い合わせ
http://www.nhk.or.jp/special/onair/090503.html
(FAX) 03-5453-4000
(手紙) 〒150-8001 NHK放送センター 
NHKスペシャル『天皇と憲法』担当者行
(電話) 視聴者コールセンター 0570-066-066
または044-871-8100

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