2009年4月5日日曜日

雑誌『世界』(2008年12月号)論文の事実誤認について

みなさんへ

「外国人への差別を許すな・川崎連絡会議」のHP掲示板から
引用します(http://homepage3.nifty.com/hrv/krk/index2.html)。

昨年の12月、雑誌『世界』に寄稿された東洋大学の金泰泳氏の論文に
対して、鐘碩が上記掲示板で事実関係の過ちを指摘したところ、金氏
からの回答があり、氏の承諾の下でHP掲示板に掲載されました。
今後、氏との対話が生産的なかたちで展開されることを確信します。

崔 勝久

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『世界』(岩波書店)2008年12月 
誰のための多文化共生か
「高槻マイノリティ教育権訴訟」が問いかけるもの 金泰泳


私からの問いかけ(No.230 - 2008/12/22(Mon))に金泰泳東洋大学准教授から丁寧なご返事をいただきました。ご多忙の中、対応していただいた金准教授に感謝申し上げます。これを機会に様々な視点から「多文化共生」を議論し、批判を真摯に受け止め、一致できることは共に歩み、自らの生き方を問いながら開かれた組織・(地域)社会を開拓していきたいと思います。

朴鐘碩
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はじめまして。金泰泳でございます。
ご連絡をいただき誠にありがとうございます。
また、ご返事が遅れて申しわけございません。
まず、『世界』の拙稿につきまして、崔勝久さん、朴鐘碩さんはじめ川崎市で地域活動をしてこられた方々に「いぶかしさ」を感じさせるような記述をしたことをお詫びするしだいでございます。

本来であれば川崎市で地域活動をしてこられた方々に直接にお会いし、お話をうかがった上で、記述をしなければならなかったところを、高槻の方からのお話のみで記述をしたことを申しわけなく思うしだいでございます。

やや弁解がましい言い方になりますが、実は当初は川崎市のことにはふれる予定ではなく、高槻市のことだけを記述しておりました。しかし『世界』の編集者の方から、高槻の取り組みの他の地域への影響もふくめてほしい、という要望があり、川崎市のことを記述することとなりました。また、原稿の締め切りの時間のなさのため、川崎市の方々に直接うかがうことなくまとめることになってしまいました。たいへん申しわけございませんでした。

崔さんにおっしゃっていただいているように、今後、共通点を接点としながら、何かご一緒にできることがあれば幸いに存じます。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

金泰泳

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