2021年4月14日水曜日

「福島汚染水の海洋放流決定した日本政府を糾弾する!」核のない世界のための韓国キリスト者連帯

<声明> 「福島汚染水の海洋放流決定した日本政府を糾弾する!」

「欲望ははらんで罪を生み、罪が熟して死を生みます。」(新約聖書 ; ヤコブの手紙1:15)

 日本政府は、本日2021年4月13日午前、内閣閣僚会議において福島第一原発の放射能汚染水の海洋放流を公式化した。10年前、地震と津波よりも長く、より深刻な被害を残したのは福島原発事故であった。10年に亘って周辺国をはじめとする世界各国の市民社会、そして日本現地の漁民たちも福島汚染水の放流に反対してきた。さらに福島10周年準備をする過程において、日本の市民社会の要請により、「福島原子力発電所の事故から10年、汚染水海洋放出に反対!原子力発電所はもうやめて!国際署名」が進行され、2021年4月13日現在、6万人以上の世界中の市民がこれに参加した。しかし日本政府は、このような多くの反対にもかかわらず、汚染水の海洋放流を決定してしまった。

 日本の福島第一原発の放射能汚染水の海洋放流は、人類に対する罪である。日本政府はこれを多核種除去装置(ALPS)を通して核種を除去したと宣伝したが、装置の初期設備に欠陥問題があり、浄化処理が不可能な三重水素と炭素-14(C-14)などの核種はそのまま残され、海に放流されることになる状況である。日本政府は、これを希釈して放流すれば問題がないように話をしているが、希釈したとしても放射性物質の総量が減るわけではない。これは毒性物質を何の対策もなく海に放流するということであり、日本政府が責任を負うべき毒性汚染水を、全世界に押し付ける犯罪行為である。結局、この毒性物質は海流に沿って移動し、海洋生態系の汚染をはじめ、多くの問題を発生させるものである。

 多くの専門家が、さまざまな解決策を提案した。しかし日本政府は、その中で最も便利で、安価な方法を選んだのである。自分たちの経済的被害を最小限に抑え、核事故の痕跡を消す方法としてこれを解決しようとしたのである。とりわけ、海流を介して直接影響を受けることになる周辺国を全く考慮してない決定である。これは無責任だけでなく、破廉恥な決定である。

 聖書は、「欲望ははらんで罪を生み、罪が熟して死を生みます」と明らかに宣言している。日本政府はオリンピック開催という自分たちの欲を満たすため、生命と安全は後回しにしたまま、幼い子供たちを含む住民たちを無理に福島に復帰させ、また事故収拾を名目に高濃度の放射能量が変わらない地域に労働者を押し込んだ。そして日毎に増えつつある汚染水問題の安直な解決のために海洋放流を選択し、全世界を抜け出せない危険に陥れようとしている。聖書が語るように欲望から生まれた罪の結果は、他でもない死である。日本政府の貪欲さのために、誰もがみな一緒に危険にさらされることはあってはならないことである。私たちは日本政府のこの決定を糾弾し、汚染水放流を防ぐために、最後まで日本をはじめ、世界の市民社会と連帯して戦う。

「日本政府は、福島の汚染水海洋放流決定を直ちに撤回せよ!」

2021年4月13日「福島汚染水の海洋放流決定した日本政府を糾弾する!」 核のない世界のための韓国キリスト者連帯 --

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