2020年11月6日金曜日

川崎市文化賞受賞者の裵重度氏は川崎市の差別制度に直言すべし

川崎のタウンニュース11月6日号に、以下の川崎市文化賞贈呈式の記事が載りました。その中に私の元同僚で、青丘社の理事長の 裵重度氏が受賞したとの報道がありました。元同僚としてうれしく思います。受賞の言葉として「『誰もが力いっぱい生きていくため、仲間と井戸を掘り続けてきた。今後も、地の塩、世の光として実践に励んでいくつもり」と語っています。彼らしいことばです。 これは前理事長の李仁夏牧師の時代からの行政と一緒になって地域での活動をやってきた社会福祉法人青丘社の成果です。青丘社の生みの親ともいうべき在日大韓基督教川崎教会としてもうれしいことでしょう。

そのようなめでたい場で川崎市の批判をすべきだという野暮なことを言う気はまったくありません。しかし川崎市が「当然の法理」という政府見解に基づいて、せっかく外国人地方公務員も多く生まれてきたのに、管理職と「公権力の行使」の職務には就かせないという差別方針を掲げていることに対して、その問題点を指摘できないのであれば、それは大きな問題で、青丘社の存在意義にもかかわります。特にキリスト教精神に基づくのであれば、社会不義には明確に否の姿勢をとるべきです。 裵重度氏が差別に対する明確な姿勢を貫き、それを公言されることを願います。

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