OCHLOS(オクロス)は民衆を意味する古代ギリシャ語です。私は民衆の視点から地域社会のあり方を模索します。すべての住民が一緒になってよりよい地域社会を求めれば、平和で民衆が安心して生き延びていく環境になっていくのでしょうか。住民は国籍や民族、性の違い、障がいの有る無しが問われず、貧困と将来の社会生活に絶望しないで生きていけるでしょうか。形骸化した戦後の平和と民主主義、経済優先で壊された自然、差別・格差の拡大、原発体制はこれらの象徴に他なりません。私たちは住民が中心となって、それを憂いのない地域社会へと変革していきたいのです。そのことが各国の民衆の連帯と東アジアの平和に直結する道だと確信します。
2020年7月21日火曜日
戦後の歴史として残る「日立闘争」ってご存じですか?
アメリカではBLM(Black Lives Matter―黒人の命は大切)という運動が大きな社会的な流れになっています。
「アフリカ系アメリカ人のコミュニティに端を発した、黒人に対する暴力や構造的な人種差別の撤廃を訴える、
国際的な積極行動主義の運動である」と説明されています。
みなさんは、1970-74年の「日立闘争」ってご存じでしょうか。
19歳の在日韓国人青年、朴鐘碩(パク・チョンソク)が日立製作所の入社試験を受け、合格したのですが、
入試にあたって朝鮮人であることをあきらかにしたのでは受からないと考え、日本名と愛知の現住所を書いたのです。
日立はそれを、朴は「嘘つき」だと断定し解雇しました。横浜地裁に日立を訴えた朴君を多くに日韓の青年たちが
<朴君を囲む会>組織して日立への抗議運動をはじめ、世界キリスト教会協議会の支援を受け、全世界的なイッシュ―
になりました。そして横浜地裁は日立の解雇は民族差別であると認め、朴君の全面的な勝利となったのです。この件は
いまだに日本の高校の教科書にも掲載されています。
その日立闘争の全容を紹介するスライドと、40年後、日立に入社した朴君が定年退職を迎えたときにもたれた
シンポジュームの映像が見つかりました。横浜国大ではここ数年、このスライドと映像が教材に使われているそうですが、
どうぞ、読者のみなさまもこれらをの資料をまずご覧になり、多くの人に紹介したいと思われたら、URLを知らせるか、
仲間のみなさんと一緒にご覧ください。
どうぞ、貴重な画像、映像をご覧ください。
①民族差別ー日立闘争」のスライド
1970-74年、在日朝鮮青年の当時19歳の朴鐘碩(パク チョンソク)君が日立の
入社試験で合格したにも拘らず、日本名と本籍地に愛知の現住所を書いたのは
「嘘つき」だと解雇された。その不当性を訴えた横浜地裁での裁判では日立の
民族差別を認めた、勝利判決であった。
https://www.youtube.com/watch?v=pnBxLulUp9I
②それから40年後の日立闘争を終えて
朴鐘碩さんの日立定年退職を祝う会シンポジューム 「今改めて、私にとっての
日立闘争の意味を問う」 1月6日 午後1時~6時 @川崎
https://www.youtube.com/watch?v=GqKoLU5Ryyw
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