2019年7月26日金曜日

韓国市民団体の声明書の紹介

昨今の韓国の日韓関係に対する声を知るすべとして、韓国のクリスチャンの声明文をご紹介します。韓国の市民に比し、日本社会の日韓関係の悪化を憂い自らを糺そうとする市民の声が圧倒的に少ない状況を私個人は心配します(崔 勝久)。

     声明書  帝国主義植民支配の反省がない安倍政府を糾弾する!!

 最近安倍政権は韓国をいわゆる 「ホワイトリスト」から取り外してしまうと、脅迫と卑劣な言葉に没頭し盲動している。しかし韓国では日本のこのような軽挙妄動に対して市民たちが怒って立ちあがり、日本製品の不買運動をしている。 これは日本政府が、過去の破廉恥な日本軍性奴隷問題に対する日本政府の直接責任と強制徴用被害者たちに対する戦犯企業たちの賠償責任などを回避しているからだ。それにもかかわらず安倍政権はかえって居直り反駁するように私たちを攻撃している。

 いわゆる日本の長年の主張は1965年、日韓基本条約と韓日請求権協定など 4つの協定の締結を通じて過去植民地支配の法的問題と補償問題がすべて解決されたというのだ。しかしこれはごり押しの主張だ。何故ならば、いわゆる 1965年体制」というのは1951年の 「サンフランシスコ講和条約」を基盤にしてアメリカが東アジア地域に影響力を行使するために形成した冷戦体制の遺物だからだ。

しかも1965年体制の基礎になったサンフランシスコ条約は、戦争の最大被害者だった韓国と朝鮮民主主義人民共和国がただ日本「植民地」だったという理由で排除されて締結された、まさに帝国主義戦争の加害者たちの領地を奪い合う遊びに過ぎないのではないか?

今や私たちはこの古びた冷戦時代の遺物を清算して新しい関係を定立する時が来た。私たちは韓国を排除して締結された、不平等なサンフランシスコ体制とそれに依拠して立てられた1965年の不平等条約をこれ以上は受け入れることができない。不平等条約は廃棄されなければならず、 韓日関係は過去変化して来た国際情勢と韓国の地位に適合するように新しく規定されなければならないであろう。 今日の韓国は決してこれまの韓国ではない。

だから朝鮮半島の平和と人類の平和のために努力して来たわれわれ「イエスのように生きる」は次のように主張する。

第一、私たちは大韓民国の市民として
1965年の日韓基本條約と韓日請求権協定を拒否する。

第二、日本政府は韓国の地位を認めて変化した国際秩序に適合する関係設定に立ち向かい、過去の問題を含めて韓国が受け入れることができる姿勢を取れ。

第三、韓国政府は自国民の力を信じて、 主権国家として主体的に堂堂とい出よ。これ以上他の国の顔色を見ることなく、日本に対しては過去の不平等条約は果敢に廃棄を宣言して、過去の問題を含めて変化し国際秩序に適合する新しい関係樹立を堂堂と要求せよ。

2019 725日 「イエスのように生きる」

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