10月9日、01:00~01:55 以下の番組が放映されました。
NNNドキュメント「放射能とトモダチ作戦」
https://www.youtube.com/watch?v=4Lb9Cwf8DhE
NNNドキュメント「放射能とトモダチ作戦」
https://www.youtube.com/watch?v=4Lb9Cwf8DhE
私はアメリカでこの裁判の弁護士をしているCharles A. Bonnerと会いました。私たちも40ケ国から4000人の原告を集めて原発メーカー訴訟をしているので意気投合しました。 何よりも、彼が私の話を聞いて大きく拍手をしてくれたのは、私が法律の上では原発メーカーには責任がないとなっているが、人権は法律より優先されなければならないということを知ったのは私が在日韓国人であるからです、という話をした時でした。
会場の全員が、スタンデイング オベーションで在日の闘いと反原発の闘いが結びついたというくだりのところでわたしたちの闘いを称えてくれました。今でもあの時の 感激は忘れられません。原発メーカー訴訟を提起したのは在日韓国人と、アメリカの黒人であるということは大きな意味があると私はその時に確信しました。
参考までのそのときのことを記したブログをお知らせします。
2015年8月7日金曜日
3週間のアメリカ訪問を終えてー2015 Pilgrim to North America for Nuclear Free World
http://oklos-che.blogspot.jp/…/2015-pilgrim-to-north-americ…
3週間のアメリカ訪問を終えてー2015 Pilgrim to North America for Nuclear Free World
http://oklos-che.blogspot.jp/…/2015-pilgrim-to-north-americ…
「トモダチ作戦」で被爆した米海軍兵の起こした訴訟の弁護士と現地で会う!
http://oklos-che.blogspot.jp/2015/07/blog-post_11.html
http://oklos-che.blogspot.jp/2015/07/blog-post_11.html
少し言葉足らずと思っていたものですから、いい機会を与えていただきました。
IC氏よりの質問: 崔事務局長様、この投稿について勝手で恐縮ですが質問させて下さい。
①黒人弁護士との写真に十字架のネックレスをされているのはどうしてでしょうか?
②スタンディングオベーションの部分(アメリカ人はすぐにスタンディングオベーションします)と原発メーカー相手の訴訟を提起したのは在日とアメリカの黒人という事が大きな意味があるという部分はよく意味が分からないのでご説明頂ければ幸いです。
③米軍空母の乗員は米軍を訴えずに日本国と東電を訴えている。これに対する崔事務局長様のご意見をご教示頂けますか?
①このネックレスは釜山でWCC(世界教会協議会)総会が開かれたとき私たちも参加しそのときにいただいたプレゼントです。原発メーカーの責任を問う訴訟の原告4000人のうち2500名は海外の人ですが、その大部分はこのときの総会のときに私たちが集めたのです。別に高価なものではありませんか、私はとても大事にしています。 ②日本の法律(原子力損害賠償法)は、原発の輸出国であったアメリカから要請されたものですが、その法律では、原発事故が起こった場合は原発メーカーは免責され、原発運営会社1社の責任と明記されています。韓国や台湾もほぼ同様の法律が制定されています。従って、日本の弁護士も反原発運動の団体も誰も原発メーカーの責任を追求しなかったのです。
私たちは在日韓国人青年が日立の入社試験で国籍と本名を偽ったという理由で解雇された事件を裁判にして国内外での法廷闘争を展開して完全勝利したのですが、その勝利集会を川崎の在日韓国教会でひらいたときに、在日の地域住民から質問があり、法律で日本人に限定されていて、同じ税金を払う私たち在日は児童手当をもらえず市営住宅にも入れないというのは差別ではないのかという質問を受けました。それから川崎市長を相手にした国籍条項撤廃運動をはじめ、川崎の市長は法律では日本人に限定されている児童手当などの支給を外国人にも当てはめることを決定しました。
その経験があるものですから、私たちは人権は法律よりも優先されるという確固とした信念をもっていたのです。この話を聞いたロナルド・レーガン号で被爆した乗組員の立場から裁判を決意した黒人弁護士は、深く私たちの運動の背景を理解してくれたのです。
③詳しくはわかりませんが、アメリカでは軍人が政府や軍隊を訴えるのに制限があると聞いています(どなたかご存知方は詳しく説明を補充ください)。いずれにしても東電はアメリカでの裁判に反対したのですが、よくぞカリフォルニアでの裁判を認めてくれたと私たちは感謝しています。事故を起こした責任は原発の運営会社とともに製造メーカーにもあるわけですから、米兵が彼らを訴えるのは当然のことだと思います。
KさんからのFBでのコメントです
返信削除Choi様のこの表現!とても深く本質的!もし、人権に真に取り組む弁護士達であれば、今までも今も高線量の東電福島原発事故現場で安給料で使い捨てにされている同胞の人権とつなげて思慮できるはずなのに!ーー>>>、「原発メーカー訴訟を提起したのは在日韓国人と、アメリカの黒人であるということは大きな意味があると私はその時に確信しました。」