「原発メ-カ-訴訟の会」会員、関心ある皆さんへ
本日8月28日、第1回口頭弁論です。私たち、「訴訟の会」崔勝久前事務局長と現事務局長朴鐘碩の二人は、弁護団の一方的で理不尽な委任契約解除による「代理人辞任」のため、本人訴訟をすることになりました。しかし、弁護団と同等の立場で法廷に出席することになります。二回目からの口頭弁論の持ち方については、私たちも進行協議に参加し、前・現事務局長は、裁判長に以下のことを提案します。
1.私たちは、弁護団とは全く異なった主張をします(主張の変更届提出)。
2.私たちは、内外から陳述する原告のリストを提出します。
3.私たちは、メーカーの責任を証明するために海外含めた証人リストを提出します。
私たちと弁護団の主張の根本的な違いを説明します。弁護団は、原子力事業者(東京電力)の「責任集中」を謳った原賠法に問題があるという法律論を展開しますが、私たちは、「責任集中」の原則はすでに有名無実化しているので、あくまでも原発メーカーの責任を具体的に裁判の中で審議することを目的にします。
弁護団の法律論は、早期に棄却されるでしょう。私たちの主張は海外を含む証人、原告の陳述を実現させることによって、原発メーカーの責任を問います。そして敗訴を前提に書かれた訴状とは異なり、私たちは勝訴を目指します。原発事故の問題の所在を全世界に伝え、アメリカのロナルド・レーガン号事件の弁護団とも協働していくことになります。そしていつか、アメリカでのメーカー訴訟を始めることになるでしょう。
いずれにしても一つの裁判に二つの主張が展開されることになります。この間の様々な混乱を乗り越え、真実が明らかにされようとしています。島弁護士と前事務局長との共謀説、スパイ説など荒唐無稽な全く信憑性のない説が執拗に流れました。そして、弁護団から自分たちの主導に従わないという理由で原告である前・現事務局長の「代理人辞任」という、集団訴訟において過去、類例のない蛮行が行われました。これは弁護士会への懲戒申請の審査過程で、職務規程に違反する行為であることが明らかにされ、処罰の対象になるでしょう。
混乱の中からようやく私たちは、メーカー訴訟をいかに進めるのか、どのような主張を展開するのかということを具体化する段階に至りました。特定原告を標的にした「代理人辞任」、原告との話し合いを拒否してきた弁護団は、その体質を反映させた水準の主張しかできないということが明らかにされるでしょう。私たちは、主張を整理し、以下の準備に入ります。
1.弁護団を解任する原告と合流して、新たな準備書面作成にとりかかります。
2.弁護団の解任がなくとも、島弁護団の下では裁判を続けたくない原告は、「選定当事者
制度」(民訴法30条)の活用によって、私たちと共に裁判を進めることができます。
3.原告でない人たちも、上記制度の活用によって、本人訴訟の闘いに合流することができ
ます。
私たちは、「訴訟の会」の分断・分裂を謀る一切の野合を排し、原発メーカー企業の社会的・道義的責任を求める訴訟にターゲットを絞り、信頼できる仲間と共に外部の研究者、活動家などの協力を得ながら、歩みたいと願っています。
みなさんの御理解と支援、よろしくお願いします。
2015年8月28日
2 「原発メ-カ訴訟の会」
事務局長 朴鐘碩(パク・チョンソク)
前事務局長 崔勝久(チェ・スング)
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