脱核とアジア平和のための韓国原発地域韓日市民ツアー
記者会見/報告会が無事、終わりました(その1)
主催:NNAA-J(No Nukes Asia Actions -Japan)
日時:7月9日(火)13:30~15:30
場所:参議院会館地下B-104
報告会の内容
13時30分~ 集会開始、主催者挨拶
13時40分~ 韓国原発視察ツアー報告
崔 勝久 NNAA-J事務局長
14時00分~ 視察参加者からの感想と連帯のアピール
石丸初美さん:玄海原発プルサーマル裁判会代表、
青柳純一さん:翻訳者、在韓被爆者二世について
14時10分~ 韓国の反原発市民団体との交流報告と今後の運動について
大久保徹夫
NNAA
14時20分~ 原発モンスター裁判について
島昭宏
弁護団長、河合弘之弁護士
14時30分~ 質疑応答
15時10分 閉会予定
1.ツアーの目的
韓国と日本の各地域で脱核(脱原発)運動を展開してきた住民、組織、市民団体間の交流を通じて、原発と脱核運動の経験と情報を共有し、信頼と連帯に基づいた脱核アジア市民共同行動をアジア全体に広げる。そのための第一歩。
2.期間:2013年6月19日-24日(5泊6日)
3.訪問地
水原(スウォン)-霊光(ヨンガン)-密陽(ミリャン)/釜山(プサン)・古里(コリ)-慶州(キョンジュ)・月城(ウォルソン)-盈德(ヨンドク)-蔚珍(ウルチン)/三陟(サムチョク)-ソウル
4.参加者
日本側:21名(玄海原発訴訟の会原告代表、東北ヘルプ事務局、いわき市保育園園長、各市民グループ代表)
韓国側:延べ約100名(韓国FoE代表、核キ連代表、各地脱核運動組織代表、生協代表他)韓国ツアーの紹介
韓国の反原発市民団体との交流報告と今後の運動について
2013.7.9 No Nukes
Asia Actions
韓国の原発(核発電所)23基と建設中のもの5基、計画の俎上にあがっている2地域(8基)、また原発から都市に電気を送る為に作られた送電塔にまつわる健康被害問題が発生しているふたつの地域すべてを見てそこに住み反対運動を続ける住民との対話をしたこと、またツアーに韓国から参加された在韓被曝二世からのお話を伺うことで韓国の原発事情と課題が何か、その一端を知ることになりました。
日本及びアメリカからのツアー参加者21名からも自らの体験、活動を通して得た知見を率直に地域住民および活動家に話し、原発事故に備えたヨード剤の準備、放射能についての学習会の必要性など具体的な提案があり、その準備を含めた過酷事故時の具体的行動が韓国において欠けているという指摘がされました。そのような対話から、原発建設反対の運動、送電塔建設による住民の安全確保と生活権の諸問題、使用済み核廃棄物の処理、在韓被曝2世が抱える問題の究明・救済の問題、原発輸出反対の運動、食品の放射線量測定の相互情報交換などについて、市民による国際連帯運動として取り組んでいくことが確認されました。
1. その第一は、9月下旬から10月初旬にかけて、韓国から住民と活動家25名前後を招き九州、四国(横断)、関西を巡り、各地で原発に反対する住民との対話集会をするツアー企画が浮上し、日程、ツアーの内容の検討をすることが決定されました。
2. 第二は、アジアで原発輸出を国策として展開しているのは日本と韓国であることから、福島の事故を起こした日立・東芝・GEの社会的・道義的責任を問う11月11日に提訴する「原発モンスター訴訟」に対して、韓国の「核のない世のためのキリスト者連合」(核キ連、ANCN)が反核運動の全国組織である「核のない世のための共同行動」の支援を受け、全面的に協力することが決定されました。
3. 10月下旬に釜山で開催される、世界最大のプロテスタント教会の組織の世界教会協議会(WCC)総会には170ヶ国から5000名が参加し、NNAAは核キ連と共に「原発モンスター訴訟」への取組みをアピールします。
4. 在韓被曝2世の代表は7月20-21日に日本の民衆法廷の証人として日本を訪問しますが、彼らの抱える被曝の遺伝の問題は日本の被爆者の問題でもあり、将来の福島の住民が直面する問題でもあり、彼らが目指す韓国内での特別法制定への運動、日本の被爆者との連携を支援していきます。
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