2012年11月21日水曜日

原発メーカーの実態を「国際民衆法廷」開催で明らかにしませんか


今年になってもう5度以上来日し、北海道や九州での韓国の青年を連れ、日本の各地の青年たちや地域の活動をしている方々との交流を重ねている李大洙さんは、日本の運動圏でもすっかり有名人になりました(笑)。1月の横浜での脱原発世界会議や、先日のNNAA-Jの設立講演会や記者会見にも参加されました。地域のあり方や青年の育成に関心を持ち、東アジアの連帯を模索されている、韓国のキリスト者の中では今や、もっとも日本に通じている方です。その李さんからのメールの一部を翻訳しみなさんにお伝えいたします。


その中で,2000年の日本軍性奴隷戦犯女性国際法廷を参考にしながら、原発メーカーの責任を問う、国際民衆法廷の提起は大変、参考になりました。韓国や台湾、モンゴルは勿論、日本国内のさまざまな運動体と協議しながら進めたいと思います。気がはやいですが、来年の9月はいかがでしょう、みなさん!        崔 勝久
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

みなさん、お元気ですか?

キム・ヨンボク博士の広州での脱原子力関連セミナーは無事に終わられたのでしょうか。偽部品供給をはじめ、月城原発住民の占拠デモ、密陽送電塔の建設阻止の住民活動が公論化されており、脱原子力の動きが社会的関心事になっていくようですね。

朝ハンギョレ新聞に報道されたように、高レベル核廃棄物処分場どころか中間処理場建設まで推進されずにいる現実から脱原子力運動の新たな可能性が見えるようですね。

1.キム博士は12月初め、日本訪問をされますが、それに関連して19日のskype会議でチェ・スングさんにいくつかのお願いをいたしました。すでに述べたように、11月10日NNAA設立記念 "原子力輸出の背景とメーカーの責任"というテーマで講演をした三人の方、フリーランスのジャーナリストの鈴木真奈美、エンジニア田中光彦、弁護士島昭宏各氏に会うことができように手配してくれることを要請しました。チェ・スングさんは金博士と連絡をし、日本での話し合いの場をもつようにするとのことでした。

2.去る19日(月)NCC総会中に開催された生命倫理委員会に出席しました。
一番優先的に扱うべきは核問題であることを共有し、NCCが実行委員会の決議に、福島の事故が3月11日の含まれている週を脱原子力週間(2013年は3月10日)に決定したという報告も見ました。 WCC 10回総会の核問題の議題化とマダン(集いの場)への参加、核問題に対する国際会議や国際シンポジウム、エネルギー変換運動や代替エネルギーの法制化などが関連事業になりました。そして33人の委員のうち4人の副委員長の一人に選出され役員に役割することができました。

今回のNCC総会で立教大学副総長の西原教授の主題発表内容(資料集で確認したところ)が非常によかったです。日韓関係の歴史的文脈と日本の戦争と植民地支配に対する責任、教会の責任を認識しており、特に最初で唯一の核爆弾の被爆国としての被害者であった日本が、福島の事故をきっかけに、加害者になった告白は非常に重要なものとなります。 NCCの実務を通じて原稿を受けようとしています。

3.福島の事故によって流出拡散される放射性物質による被害が東アジアで普及することに対応しなければならないと思われます。政府と電力会社、原発メーカーの福島の事故の真相究明と責任を問うアジア連帯を構築することが重要であると提案した事があります。

NNAAが果たすべき役割でもありますが、日本が加害者という位置の利点と限界を考えると、関係団体が、自分ができることをすることが全体的な連帯の幅と活動の多様性を高めることができるという点で、韓国側から(アジア連帯を)提起するに値すると思います。

具体的な事例としては、2000年に東京で開催された'2000年日本軍性奴隷戦犯女性国際法廷 "を参照すれば良いでしょう。福島事故の真相(日本の国会の真相調査委員会報告書など)の情報の共有化と原子力発電所の危険性に対する認識拡散の効果があるでしょう。そして原発輸出阻止にも一定寄与することができるものであり、東アジアの平和運動にも貢献できるものと考えています。

 4.韓国内でのNNAA活動と関連してもっと議論をする必要がありますね。
11月28日脱原子力クリスチャン連帯執行委員会に出席し、NNAA設立の報告をすることにしました。ヤン・ジェソン総長は私が委員として参加する方が良いとおっしゃっています。その前に、どのように運動していくのか、話が必要になるようですね。全体的には脱原子力共同行動との連携も非常に重要だからです。

 5.WCCの核エネルギー政策ワークショップ(12月10-12日)と関連してソウルに来られればもっと詳細に話し合えるように思います。一応、できるだけ参加できるように時間を調整中です。プログラムを確認することができたらいいですね。

 李 大洙(Lee Daesoo)拝
(文責 崔)

0 件のコメント:

コメントを投稿