セレンゲ前・緑の党党首、横浜脱原発世界会議で強調
１月14～15日、日本の横浜で韓国・ドイツ・米国・中国など世界30ヶ国から100人余りの原発専門家と環境運動家、そしてピースボート・環境エネルギー政策研究所など日本の環境運動諸団体と専門家、市民など６千人余り（主催側集計）が参加し、「脱原発世界会議」が開かれた。
「原発のない未来のために」をスローガンに掲げた今回の会議は、昨年９月東京明治公園で６万人余りが参加して開催された反原発集会・デモ以来最大規模だ。開会日の14日には、横浜みなとみらい地区で、首都圏原発反対連合の主催で福島被害者たちを含む市民５千人余りが原発廃棄を要求する行進も行った。
ラグバジャブ・セレンゲ（51・写真）前・緑の党党首は、モンゴルから来た唯一の参加者だ。彼女は俳優・監督出身であるのに、農村の婦女会長のような素朴な姿だった。昨年から「核のないモンゴル」運動を主導している彼女は、「日本の言論等を通して、『日本と米国が核廃棄物処理場をモンゴルに建設する問題について共同歩調を取っている』という報道があり、記者会見など積極的な反対運動を展開した。原発問題は、韓国・日本だけでなくモンゴルも関連した国際的な問題」と主張した。
彼女は、「モンゴル政府は、原発を誘致するという計画を立て、ウラニウム採掘も積極的に進行している」とし、自然環境が良く人口が270万人に過ぎないモンゴルが、原発を誘致しようとする目的に疑問を提起した。
今回の脱原発世界会議は、100%自然エネルギーで生きていく共同体の経験、福島被害復旧のための方案など多様な討論会とともに、有名芸能人らの公演、環境映画上映、子供参加行事などの祭り形式で作られた。韓国のお金で６万ウォン相当の参加費を徴収したのに、有料の参加者は５千人余りに達したと、主催側は明らかにした。
http://www.hani.co.kr/arti/society/environment/514999.html
横浜/文・写真 カン・テホ ハンギョレ平和研究所長
kankan1＠hani.co.kr
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