1970年に日立製作所に対して国籍を理由に解雇をしたとして、「在日」の歴史上初めて大企業の民族差別を問う提訴をした朴鐘碩君は、74年に裁判勝利して日立本社に入社し、2011年の11月30日に無事に定年退職を迎えました。
彼にとっては日立入社から全く新しい人生が始まり、仕事を通して職場での信頼を勝ち得ながら、社内においては「開かれた地平」を求め、一人の社員の立場から組合と会社のあり方を問い続けてきました。同時に朴君は、川崎市の差別制度に対して問題提起をして「開かれた地域社会」を求めてきました。
朴鐘碩君の日立定年退職を祝うとともに、改めて日立闘争は私たち一人ひとりにとってどのような意味があったのかを話し合う場をつくることにいたしました。現在に至るまで朴鐘碩君と何らかの意味で関わり、彼を支え、彼と共に歩む時を共有されることになった方々のご参加を心よりお待ちいたしております。
第一部 シンポジューム:「今改めて、私にとっての日立闘争の意味を問う」
司会 山内明美(一橋大学 博士課程)
(1) 日立闘争スライド上映 13:00~13:30
(2) 朴 鐘碩の挨拶 13:30~13:40
(3) 基調報告:崔 勝久 13:40~14:00
(4) 発題 14:00~16:20
発題のタイトルは追ってお知らせしますが、いずれも完成間近な卒論、博士論文を
踏まえての発題をお願いしております。
① MIN Dongsoep 横浜国大4年生
② 兵庫貴宏 横浜国大4年生
③ 番匠健一 立命館大学博士課程
④ 加藤恵美 早稲田大学助手
(5) パネルディスカション 16:30~18:00
パネラー予定者:西川長夫(立命館大学名誉教授)、
加藤千香子(横浜国大教授)、朴 鐘碩、 崔 勝久
日時:2012年1月6日(金曜日)13:00~18:00
場所: 川崎市川崎区東田町3-25東田公園内コミュニティーハウス「さくら」
(川崎駅東口から仲見世通りを直進、香楽園を左折、50m右側の公園内)
★定員は20名ですので、シンポジューム参加希望者は事前にご連絡をお願いします。
第二部 「祝う会」会食
日時:2012年1月6日(金曜日)19:00~21:00
場所:香楽園(地図は、添付資料参照)
川崎市川崎区砂子2-9-11あさひビル1階
(電話:044-211-2633)
JR川崎駅から「仲見世通り」直進、徒歩7~8分
会費:3000円(食事、お飲物すべてを含めます)
★記念品は結構ですので、心のこもった一言をご準備ください。
主催:新しい川崎をつくる市民の会
川崎市川崎区小川町11-13 日本キリスト教団川崎教会付
代表:滝澤 貢 事務局長:崔 勝久
連絡先:崔勝久 skchoi777@gamil.com 090-4067-9352
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