2010年2月17日水曜日

外国人の地方参政権と公務就任権についての学習会のご案内

外国人の地方参政権と公務就任権についての学習会のご案内

政府民主党が今国会で提出しようとしている、外国人の地方参政権の法案に対して、賛否両論がでています。しかし「在特会」を始めとした右翼陣営の反対はすさまじく、また多くの国会議員も絶対反対の主張をしています。
しかしその反対の根拠は、外国人の参政権は違憲であるというのですが、亀井静香国民新党代表が言うように、外国人の参政権付与は「日本人の民族感情を刺激する」(日経新聞 2月4日)と、あくまでも感情的で正確な知識に基づいたものでありません。圧倒的にこの問題について無関心な人が多い現実を見たとき、正確な知識を踏まえて、徹底的に議論をする必要があると判断し、以下の学習会を開催することにいたしました。

1.学習会内容:外国人の地方参政権と公務就任権について
2.講師:近藤 敦、名城大学教授  
http://jglobal.jst.go.jp/public/20090422/200901019370903442
3.日にち:3月27日(土) 午後13時半ー17時半
4.場所:日本基督教団川崎教会(http://navikana.com/044-211-2335/)
川崎市川崎区小川町11-13

近藤さんは主にヨーロッパの実情に精通され、外国人の地方参政権については、賛成する立場から、日本社会に積極的な提言をされています。 
学習会の内容としては、参政権反対論者の主な主張の検証と、同時に賛成者が拠って立つべき、明確な学問的な根拠についての講演を受けて、参加者からの活発な意見交換を考えております。賛成・反対の主張が憲法論を掲げながらも、あまりにも感情的な議論になっている現実ですので、近藤さんからはこの間展開されている、外国人の地方参政権の意義とその根拠について詳しくお話をお願いしたいと考えております。

また外国人の公務就任権の問題は、鄭香均の最高裁判決と関連しますし、私たちが川崎で12年にわたり運動してきた主題です。政令都市では外国人施策では最も先端を行っていた川崎ですが、外国籍公務員が管理職に就けない問題は、参政権によって「公の意思形成への参画」という理由が根本的に問われることになり、また外国籍公務員の就ける職務が限定されてきたことも見直される、大きな転換点が来たと思われます。この点についてのご意見も伺いたいと考えています。多くの方のご参加を歓迎いたします。

「新しい川崎をつくる市民の会」
代表    滝澤 貢 (連絡先:skchoi777@gmail.com)
川崎市川崎区小川町11-13 日本基督教団川崎教会付

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