OCHLOS(オクロス)は民衆を意味する古代ギリシャ語です。私は民衆の視点から地域社会のあり方を模索します。すべての住民が一緒になってよりよい地域社会を求めれば、平和で民衆が安心して生き延びていく環境になっていくのでしょうか。住民は国籍や民族、性の違い、障がいの有る無しが問われず、貧困と将来の社会生活に絶望しないで生きていけるでしょうか。形骸化した戦後の平和と民主主義、経済優先で壊された自然、差別・格差の拡大、原発体制はこれらの象徴に他なりません。私たちは住民が中心となって、それを憂いのない地域社会へと変革していきたいのです。そのことが各国の民衆の連帯と東アジアの平和に直結する道だと確信します。
2019年3月6日水曜日
ソウルでの3・1運動100周年に参加して
2月28日から3月4日まで4泊5日のハードなスケジュールでしたが、日本から62名の仲間ととともにソウルの光化門広場で行われた、3・1運動100周年記念の大祭典に参加してきました。
3月2-4日は、ソウルに残った30名が38度線に近いイムジン河周辺の実態を見た後、大邱を訪れ、植民地時代の精算の問題を裁判で取り上げ勝利判決を勝ち取ってきた崔鳳泰(チェ・ボンテ)弁護士のお話を伺うことができました。
チェ弁護士がその勝利は地道な裁判をし続けてきた日本の人から学んだからできたと感謝の言葉を述べらたことも忘れることはできません。
イ・ヨンス・ハルモニ、そして大邱での闘いの伝統を継ごうとする女子高校生との交流会をもつことができました。溌剌とした高校生が、勉学と両立させる原動力は何かと尋ねられ、「愛国心」だと応えたことも、韓国の苦難の歴史の伝統を継ぐものだと考えさせられました。
翌日はハムチョンに住む韓国人被爆者との交流会を持ちました。
18歳まで日本で生まれ育った被爆者のハルモニが朴保(パク・ポ)の歌に涙を流しながらも、自分はそのまま日本で住みたかったという言葉の重みに、私はただただハルモニの手を握りることしかできませんでした。
在日歌手の李政美(イ・ジョンミ)と朴保(パク・ポ)は自費で参加し、魂を揺れ動かす歌を披露して多くの人々に感動を与えてくれました。お二人には心からの感謝を申し上げます。
特に、パク・ポは最後まで私たちの企画に参加してくれ、自分の在日として生きてきた思い、アメリカでの生活についてを朝方まで語ってくれました。
私はパク・ポのアーテイストとしての原点に触れた思いで、彼の歌の歌詞、彼の人生に深い共感を覚えました。朴保とすべての段取りをしてくれたマネージャの池(チ)さんに感謝いたします。
何よりも今回の韓国での3・1運動100周年に各地から参加してくださった62名の皆さんに心からお礼をいたします。ここで共に学び、共に感動したことを心に秘め、また新たな地平を切り開くべく皆さんと共に歩みたいと願います。
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