2016年9月13日火曜日

原発メーカー弁護団共同代表、島昭宏弁護団の損害賠償事件の期日決定

既に8月1日、横浜地裁に原発メーカー訴訟の現・前事務局長の朴鐘碩と崔勝久は、島昭宏弁護士を提訴しました。その訴状は全文、公開しています。

http://oklos-che.blogspot.jp/2016/08/81.html

この提訴に関してはいろいろと意見がわかれることでしょう。島弁護士に問題があったとしてもそこまでやる必要があるのか、という声がすでに聞こえてきます。しかし私たちはこの間の「訴訟の会」の混乱にけじめをつけ、島弁護士の言動が弁護士職務基本規程及び弁護士法に反するのかどうかの判断を懲戒申請した弁護士会と裁判所に委ねることにしました。
島弁護士に対する個人的な恨みなどは何もありません。むしろ、訴状の中でも触れていますが、原発メーカー訴訟の弁護を引き受けてくいれる弁護士が誰もいなかったとき、島弁護士だけが手をあげ、代理人を引き受けてくれ、自らが中心となって若手の弁護士を集め、訴状を書いてくれました。そのことに関しては今でも、私たちはありがたく思っているのです。島弁護士がいなければ原発メーカー訴訟ははじまらなかったし、本人訴訟団の、原発の製造・稼働・輸出そのものを違憲とする主張は生まれてこなかったでしょう。

原発メーカー訴訟の控訴理由書には、本人訴訟団が生まれたいきさつが記されています。
http://oklos-che.blogspot.jp/2016/09/blog-post_12.html

訴状を共有する同じ原告として「原告唯野ら」(原告弁護団)と「選定当事者ら」(本人訴訟団)とが同じ法廷に出席しながらも別々の準備書面を提出するようになったのは、裁判を進めるなかで、弁護団の共同代表である島昭宏弁護士によって原告の思いが受け止められず、「訴訟の会」の内部で混乱が生じ、「訴訟の会」は分裂を余儀なくされたからに他ならない。
そのために弁護団から委任契約解除された原発メーカー訴訟の会(以下、「訴訟の会」)の現・前事務局長の朴鐘碩と崔勝久は、原告弁護団を解任した原告と本人訴訟団を組織して、選定者40名及び9名の選定当事者によって、本人訴訟団の思いを法理論として整理しそれを第6準備書面に至るまで深め、東京地裁に提出することになった。

うわさに耳を傾けず、まず、ご自分の目で訴状をお読みください。そしてご自身でご判断ください。
本訴訴訟団の主張に関しても同様です。東京地裁の判決は二つの原告に別々に出したこと、そして本人訴訟団は原告弁護団とは違う主張をして原発メーカーの責任を追及していることを理解されるでしょう。その主張は法廷外の運動の論理となるでしょう。

私たち本人訴訟団は、控訴手続きをすべて終え、今後は法廷外の闘いに全力を注ぎます。原発メーカーの責任を追及するのに、法廷内の法律専門家のやりとりではらちは明かないと判断したからです。裁判をはじめた当初の目的のように、裁判を続けながらも、国際連帯運動の構築によって原発メーカーの責任を、反核平和を願う全世界の市民の力で明らかにしていきます。よろしくご理解、ご協力ください。国際連帯運動の詳細は今後、全世界に公開していきます。





8月1日、本日、原発メーカ―訴訟の島弁護団長を提訴しました!

http://oklos-che.blogspot.jp/2016/08/81.html

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