2016年5月5日木曜日

韓国ツアーのお知らせー新たな闘いに向けて(8月4~8日)

韓国ツアーのお知らせー新たな闘いに向けて(8月4~8日)
アメリカによる原爆投下の犠牲者は日本人だけではありません。70万人の被爆者の1割、7万人の朝鮮人は同時に日本の植民地支配の犠牲者でもあったのです。今日本の安倍政権の反動化の流れの中でその根が問われています。一体、彼らの右傾化はどこからくるのでしょう。戦後日本の「平和と民主主義」が安倍の登場によって突然ファシズム化しているというように捉えると、日本の歴史の根源的な問題は捉えられないと考えます。日本の運動はこの事に関する認識が希薄です。それでは本当の新たな国際連帯運動は無理です。

日本の敗戦は天皇の「国体護持」宣言とともに始まりました。これは根本的なところで、植民地支配の清算が行われなかったことを意味しています。そして経済復興で、戦前の富国強兵政策は、結局産業化の名のもとで原発体制が作り上げられ、この地震大国の上で54基もの原発が作られたのです。

私たちは韓国人被爆者の主催する式典に参加し、彼らに連帯の意を表明し、そこから戦後日本の原発体制を見直し、今後の反原発・反核・反差別の国際連帯運動をどのように作っていけばいいのか、明治以降の近代化の根底から見直し、そこから見えて来る歴史観の上で、これからの私たちの地道な国際連帯運動をつくりあげていきたいと願うのです。韓国ツアーはその一歩です。韓国サイドでは原爆投下の責任を問う裁判が検討されています。日韓合同で一緒にアメリカ政府を相手にした裁判ができればいいですね。

メーカー訴訟の本人訴訟団のメンバーの一人の韓国のイデス牧師と最終的な話ができました。彼はこの間、日韓市民運動の交流に力を注いできた中心人物の一人ですが、それを基礎にして、さらに私たちの反原発運動、メーカー訴訟などによって知り合った人たちが、教会関係者などを含めて、合流するかたちになればいいなと思っています。

以下のスケジュールで確定です。FBで知り合った人にも参加を呼びかけます。8月4日の朝一のフライト、帰りは各自のご都合に合わせて航空券を購入ください。まだまだ詳細を検討する余地があります。韓国の民主化闘争を担い、民衆神学の第一人者となられた金容福さんが私たちに同行くださるとのことです。韓国被爆者主催の大邱や陜川での行事、そしてソウルにおいても新しい出会いがあるでしょう。何よりも、この間の交流と議論の上で、具体的に何が一緒にできるのか、ここに最終的な焦点をしぼりたいと思います。
さあ、新たな出発です。反核・反原発・そして反差別にむけての国際連帯運動の前進に向けて!
1.8月4日 日本発 夜、日韓の話し合い、ソウル泊
2.8月5日 午前中に陜川の前夜祭に参加 陜川泊
3.8月6日 大邱の式典に参加(午前中)、Sayaka村訪問、夜大邱の青年たちとの会議
4.8月7日 「戦争と女性の人権博物館」及び西大門訪問等、 夜総括会議 ソウル泊
5. 8月8日 Free 帰国

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