2015年1月19日月曜日

自衛隊の海外派遣を支える植民地主義そのものの地位協定

今日の朝日新聞一面の「自衛隊の海外拠点強化」の記事も、その背景として自衛隊の活動を現地で支えるための、まさに植民地主義的な地位協定を締結させていたことにはまったく触れていません。

1年半前、フランスのオランド大統領の来日に反対し参議院議員会館内で集会をもちました。その時の集会でソマリア沖のジプチに海賊退治の名目で自衛隊を派遣しているが、やがてそれが長期化すること、そしてジプチに自衛隊が駐屯するにあたって、日米地位協定以上の酷い内容の協定が日本とジプチ間で締結されたことが伝えられました。

2013年6月9日日曜日
原発輸出反対を正面から打ちだしたデモの実現!
http://oklos-che.blogspot.jp/2013/06/blog-post_9.html


ジプチと結んだ地位協定は日米以上の酷さ。
ジブチへの派兵に伴う日本とジブチ政府との地位協定は、基地の保護のために自衛隊が「必要な措置」をとることや刑事裁判権を日本が「すべての要員について行使する」ことを明記するなど、事実上の“治外法権”を押し付けている。これぞ日本の植民地主義。http://blog.goo.ne.jp/e-hori/e/ad96aababf3e53430e6da6a6c1829fdb …

安倍政権は自衛隊への法的な制限をなくし、ジプチをベースにしながら、「海賊対策以外にも、災害派遣や国連平和維持活動》PKO)のほか、ユージやテロなどの際に自衛隊部隊を送り込んだり、物資をy不そうしたりするアフリカ・中東の拠点として」ジプチを活用する様子です。

この点に関しては、「考/論」欄では、愛敬浩二・名古屋大教授が、「既成事実化 意図見える」と警告しています。「目的も機関も限定的との説明で設けた海外拠点を多機能の半恒久的基地にするもので、憲法違反」であり、「自衛隊の海外活動が野放図に広がり、軍事行動に巻き込まれる可能性がある」と指摘しています。

その通りです。しかし私はそのジプチでの海外拠点を作るためにジプチと締結した地位協定の内容に触れない報道の仕方に不満です。沖縄の実態を知りながら、それよりさらに酷い地位協定をジプチに要求し結ばせていることこそ、植民地主義だということをしっかりと知る必要があります。

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