2013年6月3日月曜日

6月2日のもうひとつの集会「平和をきずく市民のつどい」

朝日新聞はめずらしく(?)社会面のトップで昨日の芝、明治公園での示威行動を報道しました。
「東京都内で大規模な抗議行動をした。一時ほどの盛り上がりはない。それでも、「自分の思いを誰かに伝えたい」と、多くの人が集まった」と書いています。主催者側発表は8万5千人、警察発表は2万数千人とのこと。

台湾での3月の22万人のデモ参加者に比べると、原発事故当事者国で、今も「棄民政策」による苦しみを受け10万人を超える人たちが避難生活を余儀なくされていることを思うと、私は日本市民の「怒り」が小さすぎる、デモは東京都内を麻痺させるくらい大きくあってほしいと思います。


ちょうど同じ6月2日、川崎で午前10時から「川崎市「核兵器廃絶平和都市宣言」31周年記念」
「平和をきずく市民のつどいがありました。1700名の参加者です。以下、当日採択されたアピール文をご紹介します。

原子力の平和利用として建設された原発はまさに福島事故によって、核兵器(原爆)と同じものであることが知れ渡りました。このアピール文は安倍政権の改憲の動きに触れながら、同時に行われる東京での抗議デモ、そして何より川崎でのごみ焼却灰の「海洋投棄」にも言及しています。中央での闘いだけではなく、地域の課題を正面から見据え、そして憲法問題などナショナル・イッシュにも関わるというアピール文の内容に私は感動さえ覚えました。


できればこのアピール文の中に、原発輸出の問題、そして何よりもその先頭を切って走っているのが日本であり、台湾では日本製の原発を廃炉にすべく国民投票を目指していること、世界の人たちが日本製原発にNONを言って立ち上がっていることを支持し連帯するというメッセージがほしかったですね。


同時に、川崎においても在特会をはじめとした「朝鮮人を殺せ」と叫ぶ集団が差別言辞をまき散らしていること、民族学校に対する露骨な差別政策を批判する内容も欠けていると思いました。平和とは戦争でないことにとどまらず、地域社会内で差別がないことまで含めるべきだと私は考えています。
原発は戦後の植民地支配の問題であり、植民地支配は内地の外国人への差別・抑圧から始まり、海外への経済侵略をするというのはあまりにも自明なことだからです。

思想や立場の違いを超えて、しかし現実に生起する問題を直視して、足元の地域から植民地支配の問題に立ち向かう、市民による「平和をきずく」運動は何よりも重要だと思います。


昨今の歴史修正主義的な、過去の植民地支配を正当化し、従軍「慰安婦」問題で世界の顰蹙を買うような動きを地域から批判し克服を求めることをしていきたいですね。


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「平和をきずく市民のつどい」集会アピール

今年の「つどい」は、2015年のNPT再検討会議へ向けて核兵器全面禁止条約の議論が進む中で、他方、安倍政権が戦争のきな臭さを振りまき、慰安婦などの歴史の歪曲により諸外国から批判を受けている中で開かれました。参加者は延べ1700人で盛り上がりました。

午前中は、元気な学童保育の子どもたちのパフォーマンスに加え、子供腹話術も登場し、子供たちが輝きました。大型紙芝居が復活し、中原区の戦争と平和に関する「今昔かみしばい」も初参加し、子どもたちも十分に楽しみました。

現在東京では、原発ゼロを目指した集会が行われており、4時から国会へ向けてデモ行進が行われます。原発ゼロ・イン・たちばなのアピールもありました。事故原発からの放射能の放出は続き、冷却のための汚染水が漏れ出すという事故も起こっています。15万人以上の避難者の生活は深刻であり、除染と子どもたちの被爆防止は待ったなしです。
私達は、国と東電の責任で県民の生活再建と子供たちの安全のためにあらゆる努力をすることを求めます。

汚染は川崎にも及んでおり、市の焼却灰の海洋投棄が問題視されています。川崎市は、市民とよく話し合って、長期的な視野を持った対応をすべきです。

私達は、俵さんのお話から安倍政権が9条をはじめとする全面的な改憲を狙っていることを知りました。安倍政権のいう第96条改憲は、今までとは逆に、政府が国民の権利・自由を制限する憲法に変えることになります。しかも、嘗ての侵略戦争を正義の戦争だったという立場の安倍政権が、9条2項をなくし、「国防軍」を持ったらどうなるのでしょうか。日本は「戦争する国」になり、戦争への協力は「国民の義務」になります。

私達は、立憲主義を捨てる第96条の改憲、第9条の改憲をしやすくする96条改憲に反対です。

安倍政権は、そういう改憲を進め、アメリカと一緒に「戦争する国」の担い手を「教育再生」で生み出そうとしています。「教育再生」は、教科書の事実上の国定化、教育委員会を解体して、政府―首長―教育長という中央集権化によって、「(戦争に)強い国をつくるため」に教育の統制をしようというものです。
私達は、日本を戦争する国に、子どもたちをその担い手にしてはなりません。

    憲法9条は世界の宝 日本の誇り! 世界の子どもたちに平和な明日を!
    核兵器廃絶、全被爆者に国家賠償を! 平和都市宣言の一層の具体化を!
    原発はいらない 子どもたちを放射能から守ろう!
以上をアピールします。  2013年6月2日
 


 「核兵器廃絶平和都市宣言」記念・平和をきずく市民のつどい実行委員会

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