2012年7月3日火曜日

「当事者による歴史の書き換え―「日立闘争」と現代」 講演レジュメ

7月9日(月) 横浜国大の「日本の歴史と社会」(日本史概論)の授業で、「当事者による歴史の書き換え―「日立闘争」と現代」の講演会があります。
ゲスト講師:朴鐘碩(ぱくちょんそく) 「日立就職差別裁判」原告、日立製作所社員(19742011)、崔勝久 「日立闘争」支援者(朴君を囲む会)、「新しい川崎をつくる会」
以下はその講演のレジュメです。学生たちがどのような反応を示すのか、楽しみです。

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横浜国大の「日本の歴史と社会」(日本史概論)での講演レジュメ

「当事者による歴史の書き換え―「日立闘争」と現代」 
                                                                        2012・7・9
崔 勝久
(「川崎・市民フォーラム」事務局・ネット通信担当予定、「原発体制を問うキリスト者連絡会議」(CNFE)共同代表)

歴史とは、ある解釈に基づいて出来事を選択し、さらにその出来事を意味づけて説明し、さらに叙述するものということになります。本書ではこれを「歴史像」と呼んでいきます。
成田龍一『近現代日本史と歴史学―書き替えられてきた過去』「はじめに」より

(1)  新たな歴史像の提案
1 6・29官邸前の10万人デモ
2 「3・11」の意味すること
3 「原発体制」と戦後日本の国民国家の形成について
4 民族・国籍の枠を突き破り、協働して社会変革を求める

参考までに
●「3・11」を踏まえて韓国の民主化闘争とは何であったのかを考える
―反原発運動の国際連帯を求めて
http://www.oklos-che.com/2012/06/blog-post.html
●「在日」の生き方と地域問題への関わり方―病んでいるのは日本人社会
http://www.oklos-che.com/2012/04/blog-post_08.html
●東日本震災を「在日」としてどのように捉えるのか ―地域変革の当事者としてー
●モンゴルとフクシマの類似点ー開沼博『フクシマ論』を手掛かりに

(2)具体的実践への誘い
歴史像をいくら本で読み学んでも、それが自分の生き方にどう影響するか、疑問です。みなさんはいずれ社会に出ていく人たちです。社会に出て朴鐘碩のように「黙らない生き方」を選ぶのか、「社畜」になるのか、自分で選択してください。黙らない生き方を求めるのであれば、具体的な実践の中でまずは現実としっかりと向き合う経験をされることを薦めます。私からの助言です。

三つの提案
1 地域社会のあり方に関心のある人へ(川崎の臨海部の問題)
川崎市は放射能で汚染まみれー焼却したゴミと下水道の汚泥は処理できず手詰まり状態
http://www.oklos-che.com/2012/06/blog-post_26.html
●臨海部についての川崎市民懇談会の報告(修正版)
http://www.oklos-che.com/2010/07/blog-post_19.html
●東京湾臨海コンビナートが危ない! ここにも安全神話が

2 国際連帯に関心がある人へ(モンゴルの問題)
●モンゴルはどのようになっているのかー小長谷さんのおはなし
日韓蒙の脱原発国際連帯運動で何ができるのかーモンゴル編(その1)

3 原発輸出を止めさせるための運動に関心がある人(国際的不買運動の提起)
日立の不買運動を! 日立がリトアニアの原発「受注」決定!
http://www.oklos-che.com/2012/06/hpge-hp-hp-httpwww.html
●「川崎の東芝実験炉 再稼働へ」(東京新聞 11/26) から思うこと

★以上の私の提案に関心のある人は、直接、私にメールをください。
(横国の成績には関係しません!モンゴルとソウルから返事をします)
Skchoi777@gmail.com

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