2012年6月19日火曜日

六ヶ所村の核燃料再処理工場、ついに試運転再開!


先週私たち「下北半島地域スタディ・ツアー」で六ヶ所村を訪れた時、昨年末に青森県知事は再開を了承していたとのことですが、ガラス固形化の技術は失敗続きで、PR館を訪問した時には日本の技術で開発しようと言ってうまくいくんですか、案内の女性に冗談めかして嫌味の一つでも言おうかなという気分でしたが、まさか
こんなに早く試運転を始めるとは思っていませんでした。

まさか、大飯の再稼働と連動させたんじゃないないでしょうね。

こうなると大阪の橋下知事が言っていた夏の機関限定の運転発言も底がはっきりと見えました。この後続々と
再稼働宣言が続くことが予想されそうです。物理的に抵抗する方法はないんかしら?

これは何が何でも核燃料再処理工場は止めないぞという、権力者側の宣言なんだと思われます。一応、新聞各社がどのような報道をしているか、確認しておきましょう。

読売新聞
ガラス固化試験 技術的課題多い中で再開
日本原燃は18日、使用済み核燃料再処理工場(六ヶ所村)の完成に向け、約3年半ぶりに最終準備段階となる「ガラス固化試験」を再開した。技術的課題が多く、成否は専門家でも意見が分かれるが、試験結果は政府が検討している核燃サイクル政策の今後のあり方にも影響を及ぼすため、関係者は固唾(かたず)を飲んで見守っている。

共同通信
これまで予定していた今年10月の完成は難しい見通し。
当初、約7600億円だった建設費は約2兆2千億円に膨らんでいる。

産経ニュース
日本原燃によると、模擬廃液による試験を約2週間行った後、実際の放射性廃液を使った試験を数カ月かけ実施する。安定運転が見込めれば、国の審査を経て完工となる。

毎日新聞
今後の成否によっては、核燃料サイクル政策の見直しに影響を及ぼす可能性がある。

日本経済新聞
政府はサイクル政策の見直しを進めており、事業の将来は定まっていない。

Yahoo News
約20年前に着工した青森県六ケ所村の再処理工場が、完工に向けやっと前進する。
安定運転が見込めれば、国の審査を経て完工となる。

中國新聞
地中に廃棄する直接処分を含め見直しを始めており、核燃料サイクル政策の行方が定まらない段階での試験再開には、見切り発車との批判も出そうだ。

福島新聞
青森県の第三者委員会の評価結果を踏まえ三村申吾知事が昨年12月、試験再開を了承していた。
原燃は18日午前8時から放射性物質を含まない模擬廃液を使用して、炉の温度を確認する試験を開始。安定して作動することを確認後、実際の廃液による固化体製造試験に入る。

東京新聞
再処理工場 MOX燃料工場 批判の中 再開着々
福島第一原発事故を受けた新たなエネルギー政策が決まっていないのに、使用済み核燃料を再利用する「核燃料サイクル」事業の中核的な二施設で、試験運転や建設を再開する動きが出てきた。核燃料サイクルは中止になる可能性があり、そうなれば不要な施設となる。専門家からは批判の声が出ている。

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