原子力発電所の安全性と全世界の脱原発への願いを無視した
日本政府の大飯原子力発電所再稼動推進を糾弾する
- 日本政府の大飯原子力発電所3,4号機再稼動推進に対するエネル ギー正義行動の声明文 -
去る5月5日、泊原子力発電所3号機が稼働を停止し、日本はすべ ての原子力発電所の稼動が停止した原子力発電ゼロの日(原発ゼロ の日)を迎えた。これは福島原発事故の後、日本国民の原発閉鎖の 要求が高まった状況下で、当然のことだった。
しかしひと月も経たない今現在、日本政府は福井県大飯原子力発電 所3,4号機の再稼動を進めている。夏の電力不足の危険性を警告 してきた日本政府と関西電力などの要求に応じて、14日に大飯町 議会が再稼動に同意したのに続き、昨日(30日)は、関西地域自 治体首長の連合である関西広域連合が事実上再稼動に同意する声明 を発表した。さらにその日の夜、野田首相と関係大臣などが関係閣 僚会議を開き、大飯原発がある福井県と大飯町に対して説得作業に 入り、6月初めの原発再稼働を推進することを決定した。
表面的には夏の電力不足を理由に挙げているが、一度再稼動すると 、夏以降も継続して稼働する予定であるため、これは事実上、 原発全面再稼動の開始と見なければならない。現在推進されている 大飯原発再稼動は、福島原発事故以後進められてきた独立的な原子 力規制庁の設立や、今後の原発の比率に関する議論が終了しない中 、行われようとしており、誰が見ても拙速であり、原発推進を強行 するための決定だ。
我々は、現在日本政府が推進している大飯原子力発電所再稼動の政 策を断固糾弾し、今すぐにでも原発のない世界を願う日本国民と人 類全体の思いを汲み、脱原発政策を推進することを要求する。福島 原発事故にもかかわらず、原子力発電を推進することは日本国民だ けでなく、韓国をはじめ、人類全体に多大な過ちを犯すようなもの だ。福島原発事故に続き、再び歴史の過ちを繰り返さず、日本政府 が模範的な脱原発国家に立ち戻ることを強く要請する。
2012年5月31日
エネルギー正義行動
<問い合わせ:エネルギー正義行動代表 イ・ホンソク(02-702-4979 / 010-2240-1614)>
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