2012年1月5日木曜日

基調報告:「今改めて、私にとっての日立闘争の意味を問う」

2012/1/6

                               崔 勝久


1.40年の軌跡
・「朴君を囲む会」―日立闘争、「民族差別と闘う連絡協議会」(「民闘連」)
・「川崎・在日同胞の人権を守る会」―地域活動、国籍条項撤廃
・「外国人への差別を許すな・川崎連絡会議」―「当然の法理」、「多文化共生」批判
・「新しい川崎をつくる市民の会」―阿部三選阻止運動、臨海部の災害対策
・「脱原発かわさき市民」、「原発体制を問うキリスト者ネットワーク」(CNFE)

2.見えてきた地平(観念に収斂されない生き方を求めて)
①民族差別との闘い、「歪められた民族観」の発見→植民地主義概念の適応
②足元での闘い(朴の職場、川崎での地域活動)→開かれた地平の追求
③国籍・民族を超えて<協働>で地域社会の変革を→国民国家を突き抜ける思想の構築
④「民族主体」から「地域変革の当事者」に→国際連帯による地域、原発体制変革への挑戦

みなさんのシンポジュームのご感想、ご意見を歓迎します。以下のメールアドレスにお送りいただければ幸いです。 skchoi777@gmail.com

参考文献
1. 日立の定年退職を迎えてー朴鐘碩(2011年11月30日)
http://www.oklos-che.com/2011/12/blog-post_03.html
2. 東日本震災を「在日」としてどのように捉えるのか―地域変革の当事者としてー崔勝久
http://www.oklos-che.com/2012/01/blog-post_05.html
3.「共生の街」川崎を脱構築する、「日立闘争」の新たな解釈;加藤千香子横浜国大教授の論文 http://www.oklos-che.com/2012/01/blog-post_03.html
4.1 9 7 0 年代日本における公共性の転換―川崎・在日朝鮮人からの問い―加藤千香子教授
http://www.oklos-che.com/2011/06/1-9-7-0.html
5.今蘇る「植民地なき植民地主義」理論、「植民地主義の再発見」西川長夫(立命館大学名誉教授)http://www.oklos-che.com/2012/01/blog-post_02.html
6. 崔・加藤共編『日本における多文化共生とは何かー在日の経験から』(新曜社2008)
7. 崔勝久ブログOCHLOS http://www.oklos-che.com/

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