2011年5月26日木曜日

寄稿:「想定外」は演出かー伊藤明彦

いつも様々な情報を提供して下さりありがとうございます。

今回は特にタイトルの「想定外」は嘘だった?!に反応しております。
ウィキペデアの記載内容を根拠にしたいとは思いませんが、きっかけにはなると思っています。その「2011年東北地方太平洋沖地震」でつぎのような記載があります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/2011%E5%B9%B4%E6%9D%B1%E5%8C%97%E5%9C%B0%E6%96%B9%E5%A4%AA%E5%B9%B3%E6%B4%8B%E6%B2%96%E5%9C%B0%E9%9C%87

<引用 2011・5・26コピー>

地震の特徴と発生メカニズム
日本観測史上最大の規模と広い震源域

気象庁は当初マグニチュードを、気象庁マグニチュードで7.9と速報したが、後に8.3、8.4と修正した。その後新たにモーメントマグニチュードで、日本の観測史上最大の8.8と発表。さらに、3月13日には外国の安定した遠地波形データも用いて9.0と修正した。通常、日本の地震で使用されるマグニチュードは「気象庁マグニチュード (Mj) 」と呼ばれるもので、地震発生当日に発表されたマグニチュードも気象庁マグニチュードだったが、13日の発表では「モーメントマグニチュード (Mw) 」が使用された。

<以上引用>

つまり今回の地震は、今まで用いられた「気象庁マグニチュード(Mj)」では「8.4」で、これを後に、「モーメント・マグニチュード(Mw)」を用いて「9.0」に修正したということです。どうしてこれまで使われなかった「モーメント・マグニチュード(Mw)」を用いたのでしょうか?マグニチュードが0.6違えば、地震の規模エネルギーは約8倍になります。

「気象庁マグニチュード(Mj)」では「飽和」という頭打ちになるからでしょうか? しかしそれだけなら、後日検討して、今後「気象庁マグニチュード」ではなく「モーメント・マグニチュード」を使用していくと決めればいいのです。福井地震の後には、「震度7」が設定され、阪神大震災の後には、「5弱」「5強」「6弱」「6強」が設定されました。

 「8.4」なら、「想定外」とは言えないでしょう。
私は「想定外」「未曾有」の演出のための基準変更なのではないのか?と思っています。



 伊藤明彦

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