2011年3月12日土曜日

地震の経験談

みなさんどうされていますか? 

地震の報道を見て、心配してメールを送って下さる方が多く、ありがたい話です。関西、アメリカ、香港,
イギリスなどから連絡がありました。

M8.8というとてつもない地震だったのですが、東北地方の悲惨さに言葉を失います。地震は天災ですが、原発事故は人災です。メルトダウンがはじまったとありますが、これは大変なことです。何重にもリスクヘッジをしていると強弁してきたのに、この事態は当然と言えば当然なのではないでしょうか。そもそも核処理に何万年もかかるというのが無理です。自然を甘くみてはいけません。

私は昨日、東京丸の内の丸善にいました。突然の揺れでとっさに思ったのが、先週訪れたイタリアのポンペイの遺跡のことでした。しばらくは様子を見ていたのですが、このままでは埒が明かないと思い、川崎まで歩こうと決めました。品川までまるで難民のように実に多くの人と、お互い無言で歩きました。寒くなり、足も痛く、渋滞している多くの車の中で川崎のナンバープレートのダンプ車に声をかけ、乗せてもらいました。

車は動かず、自宅に着いたのは朝の4時でした。なんと10時間かかったことになります。そのダンプの持ち主は川崎の南部の人で、いろんな話をしました。昔のスクラップをしていたときの経験、同業者のはなし、そこから話は臨海部のことや、川崎南部に横断バス路線をつくる話にまで及びました。42歳の彼は、日本人は自分で考えず人に従うことばかりやってるからだめだよと言ってましたが、いや、私はあきらめないでやっていきたいというようなことまで話しました。

私は途中適当なところで降ろしてもらうつもりだったのですが、彼はなんと私の自宅まで送ってくれました。朝の4時ですよ。教会に行っている者の言葉としてはどうかなと思いますが、まさに地獄に仏とはこのことですね。感謝に堪えません。世の中にはいろんな出会いがありますね。彼の名刺をもらったので、先ほど、お礼の電話をいれました。改めて川崎で会って、いろんな話をしたいと思っています。

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