2011年3月18日金曜日

原発の実態は報道されているよりはるかに危険、と思われます。

広瀬隆のYouTubeでの原発「事故」の解説を紹介します。Twitterでは広く見られています。また、氏の「特別リポート」も紹介します。
http://www.youtube.com/watch?v=veFYCa9nbMY&feature=mfu_in_order&list=UL
http://diamond.jp/articles/-/11514

氏によると原理的に放水では解決しない、らしいです。使用済み核燃料は熱を持ち続けるので、どうしても水を貯めて絶えず熱を取らなければならず、電源(高圧線―発電機)を持ってくることが最優先されるべきであったというのです。またそのハード、技術者ともいると言います。

最悪のことを想定して、「焼け石に水」の放水ではなく、セメントで「封鎖」する必要があるという考えです。

東京電力やTVに出る学者、政治家は勿論、原子炉の複雑な構造は知らず、設計した日立や東芝の技術者との協議が不可避だと言います。

放射線物質の影響についても正確な報道はなされておらず、レントゲンや宇宙からの放射線の量とは比較にならず、体内被曝の深刻さ(怖さ)、特に女性や子供への影響は計り知れないと警告します。

放射線物質そのものが原子炉から放出されており、それを定期的に計測するすべ(体制)さえなく、体内被曝は間違いなく起こるというのです。3.4キロ離れたところで、放射線を測る機器が測定不能になったそうです。対内に放射線物質が入ったら、いつ発がんが発生するかわからず、20キロ離れたら安全という政府の説明は全く間違いということです。

停電の話しより、放射線の話をもっとマスメディアで流すべきだと言うのですが、その通りですね。放射線の量と、放射線物質とは違う、後者のことは全く伝えられていないというのが、氏が憤慨する最大の理由です。

地震が再度発生するかどうかの可能性については、太平洋プレートの動きがあり、海外での大きな災害をもたらした地震例からして、今回の日本の地震は予想されたものであり、
次に大きな地震が起こる可能性は高く、太平洋岸にある原子炉は同じ被害を起こすのではないかと危惧を表明します。

津波ではなく、駿河湾で起こる直下地震によってその上にある原子炉は津波の影響の比ではなく、その可能性は非常に高いという判断です。また、原発がなくては日本はやっていけないという反論はあるが、火力・水力発電で東京電力がもっているキャパからしてバックアップ体制はある、と言います。このことはTwitterでも他の人が発表していました。

日本のマスコミだけを頼りにしている普通の人は、恐らく実態を知らないと思われます。54基の全ての原発は勿論、六ヶ所村の事故の可能性にも言及し、そうなれば日本だけでなく、全世界がどうなるかという問題になるということで、番組は終わります。

私自身はこれまで、氏に対してはロスチャイルドの本を読み、胡散臭さを感じていたものですから、原発への警告も重要視していなかったのですが、今回の氏の解説を観て、私の「偏見」を反省します。TVに出る学者だけでなく、現実を非常に厳しく見て警告をし続けてきた人たちの意見をも広く、公開してほしいものです。

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