2010年8月6日金曜日

朝鮮学校の「高校無償化」問題はまだ未決、一橋大・鵜飼哲教授より

みなさんへ
一橋大の博士課程の研究者の友人から、メールの転送依頼がきました。

朝鮮学校の「高校無償化」問題で集会をもたれた鵜飼哲教授が、「ゼミ生および友人のみなさん」宛に送られたものだそうです。問題はまだ未決であること、今後さまざまな巻き返しが予想されるということを、記されております。

仙谷官房長官が韓国併合100年に際して、村山談話以上のことを語らせまいとする動きも活発化しているようです。お互いの駆け引きや、政治上の立場があるのでしょうが、私自身は、一歩踏み込んだ談話を「首相の談話」として出してほしいと願いますね。

管首相が国家「君が代」に対する国会での質問に対して、大変見苦しい答弁をしていました。あれでは、「強制はよくない」とした天皇談話より落ちますね。実際の「首相の談話」の内容は仙谷さんがまとめるとのこと。さて、どういう内容になるのでしょうか。

崔 勝久

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ゼミ生および友人のみなさん

8月3日の「朝鮮学校の「高校無償化」問題を考える学習討論集会」@一橋には多くのゼミ生と友人の方々のご協力、ご参加をいただき大変ありがとうございました。

集会当日に毎日系メディアが流した「無償化」適用の方向という報道は、翌日社民党の議員秘書を通じて確認したところ、文科省内のいわゆる専門家委員会の議論の方向性が示されているだけでまだ確定的な事実ではありません。反対に、この報道をきっかけに、議会での自民党の追及、右派系団体のファックス、メール攻勢が始まっています。これからまだ「ひとヤマもふたヤマも」あることを覚悟しなければなりません。

集会で在日朝鮮人人権協会の金東鶴さんが提起されたように、この局面では適用賛成の意見を文部科学省、首相官邸に集中する運動が必要です。下記のURLをご覧いただきメールを送っていただきたいと思います。また、友人たちにもこの声を広げてください。決定はお盆明けになるという見方が有力です。

集会の主催者である私たちも来週には要請行動を行う予定です。適用が実現してもさらにその先の運動を構想していかなければなりませんが、まずこの局面で力を集中する必要があります。よろしくお願いします。

鵜飼

文科省 https://www.inquiry.mext.go.jp/inquiry38/
首相官邸 https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken_ssl.html

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