2010年2月22日月曜日

日本の「過疎」化についてー滝澤貢

漠然とした発言であることをはじめにお断りした上で、

地方では、町村はもとより、
市部、特に中核都市(人口およそ30万人)でさえ
過疎化を免れない現実があります。

かつて、過疎は地方の課題でした。でも今
人口140万を超える川崎でなぜ「過疎」なのか。
「過疎」という言葉が示す地平では、このことに説明が付きません。
東京都下での商店街も「過疎」です。

「過疎」という問題ではなく、
わたしは「日本のスラム化」が始まったのではないか、と
前々から感じていました。
地方とか、一部商店街の問題ではなく
都市部ももちろん、「首都」東京(石原の大好きな言葉)も
スラム化している、いや、すでにスラムなのでしょう。

これは、「命を守りたい」を、単なるポーズやかけ声で終わらせず
本気の政治課題にしない限り、取り戻すことは不可能だと思います。
自民党にできるはずもありませんが
民主党も今の状態では無理でしょう。
というか、日本国憲法を標榜する
「全て日本国民は」無理難題なのかもしれません。

ベースは敗戦後の日本の歩みの、当然の帰結なのでしょう。
世界経済の問題などは、付加的要素に過ぎません。

だからこそ、わたしたちが「自治」「全ての住民参加」を
「地方」政治の(地方に限らず、政治全ての)基本に据えようとする道は正しいのです。



MITSUGU TAKISAWA 滝澤 貢
http://kawasakich.exblog.jp/

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