『日本における多文化共生とは何か』の検索から
菊池浩平さん(千葉大学大学院課程に在籍、言語学者)のブログに
出会い、私たちの本について学習会を持たれたことを知りました。
そこで上野さんの発題についてのコメントがありました。
やはり見る人は見ているのですね。
さっそくメールを出し、勉強会に呼んでいただければ、みなさんと
意見の交換をしたいとエールを送りました。
実現されればいいのですが・・・
崔 勝久
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「勉強会の第4回.『日本における多文化共生とは何か』をようやっと読み終わりました.本書の内容についてはいろいろな理解があるはずですが,個人的には,日本人 vs. 外国人のような二項対立の構図を「当事者」という枠組を持ち込むことによって組み換えることが可能なはずだし,そうすることが重要であるというふうに理解しました.」
中略
「留意しておく必要がある重要なポイントだろうと感じたのが,最後の章で上野が指摘していたこと.すなわち「共生」や「多文化共生」は某かの実体が伴っているわけではなく,文脈や意図によってどうとでも定義・運用が可能な,それ自体は空虚な概念である(ここらへん,構築主義の武器はやっぱり重要だなぁと改めて思った)ということです.だとすれば,私たちが考えないといけないのは自分たちの考える「共生」や「多文化共生」が,知らない間に意味をすり替えられていたり,誰かに占有されていたり,それを押しつけられたりすることに対して,まずは「嫌だ」とか「おかしい」とかの意思表示することなのだろうと思います.」
Practical website
「多文化共生」の勉強会 第4回[reviews]
http://dormouse.oops.jp/logs/archives/2009/06/10-220940.html
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