2009年7月26日日曜日

反省します。

昨日、「共生」批判のブログの内容をMLで送っている市民運動を積極的にされている女性から、崔さんは高尚過ぎてという、お叱りを受けました。

私はすぐに、斎藤純一さんのむつかしい講義内容みたいなものがあったからだと、責任転嫁をしようと思ったのですが(笑)、どうして彼女が私のメールを「高尚過ぎる」と言ったのか思いを巡らし、「スロー都市宣言」と書いたことを思い出しました。

これは、川崎の地下鉄建設で5分くらい早く移動できるということで5000億円もの投資をするのでなく、「スロー」でいいから福祉・介護を徹底的にやるべきだという趣旨だったのですが、「スロー都市宣言」はイタリヤで金持ちが余裕のあるところから始めた「スローライフ」を彷彿させますよね、どうしても。

私の反省は、介護・福祉の充実というレベルでなく、日本の現状はまさに「貧困撲滅」を宣言しなければならないほど深刻だという認識が甘いということです。朝日新聞で森巣博は「投票用紙で武装し、蜂起せよ」(7月23日)というタイトルで、「毎年30万人を軽く超す自殺者および自殺未遂者を生みだしている日本国家の不謹慎ぶりを考えれば、私の不謹慎さ(朝日での彼の寄稿内容を指すー崔)など、それこそ大型液晶テレビのスクリーンの隅っこにひっそりと付着した微小なホコリみたいなものだから」と記しました。

また、『世代間連帯』(上野千鶴子 辻本清美著 岩波新書)を読み、これは「スロー都市宣言」などという地下鉄とからめた言葉遊びをしていてはだめだ、「貧困撲滅宣言」こそ川川崎の市長選にふさわしいと思い至った次第です。みなさん、いかがでしょうか。

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