2009年4月9日木曜日

こんな本屋がありました


この写真は今日、横浜、戸塚の大手書店で見つけた本の紹介パネルです。
(写真提供  朴鐘碩)

著者は戸塚区在住
以前、「沖縄は基地と共生してほしい」と発言して、顰蹙を買った防衛庁長官
がいました。 マイノリティの差別・対立を乗り越えるために出てきた「共生」
という 概念は、いまや 差別・対立の厳しい現実を見えなくする、体制に同化
すると いう文脈で使われるように なったのです。
本書は、70年代に日立就職差別闘争を起こして勝利し、現在も川崎市を
中心に、 生活の場で変質という状況のなかで、今一度、民族差別との闘い
の 経験をふまえて、 「多文化共生」とは何か、いかにして可能かを、問い
直した ものです。
そして、そのような「当事者の闘いに」に、上野千鶴子がフェミニストの立場
から 熱烈に応援します。
現場にいける「共生」の強制を実感する人には他人事ではなく、自分も
「当事者」 であることを認識されることでしょう。


いやいや、このようなパネルを出す本屋さんがあるのですね。拍手!
大学関係者や職場で闘うひとには、今一度、この本をテクストとして購入
して いただければと願います。 崔 勝久

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