OCHLOS(オクロス)は民衆を意味する古代ギリシャ語です。私は民衆の視点から地域社会のあり方を模索します。すべての住民が一緒になってよりよい地域社会を求めれば、平和で民衆が安心して生き延びていく環境になっていくのでしょうか。住民は国籍や民族、性の違い、障がいの有る無しが問われず、貧困と将来の社会生活に絶望しないで生きていけるでしょうか。形骸化した戦後の平和と民主主義、経済優先で壊された自然、差別・格差の拡大、原発体制はこれらの象徴に他なりません。私たちは住民が中心となって、それを憂いのない地域社会へと変革していきたいのです。そのことが各国の民衆の連帯と東アジアの平和に直結する道だと確信します。
2009年4月9日木曜日
こんな本屋がありました
この写真は今日、横浜、戸塚の大手書店で見つけた本の紹介パネルです。
(写真提供 朴鐘碩)
著者は戸塚区在住
以前、「沖縄は基地と共生してほしい」と発言して、顰蹙を買った防衛庁長官
がいました。 マイノリティの差別・対立を乗り越えるために出てきた「共生」
という 概念は、いまや 差別・対立の厳しい現実を見えなくする、体制に同化
すると いう文脈で使われるように なったのです。
本書は、70年代に日立就職差別闘争を起こして勝利し、現在も川崎市を
中心に、 生活の場で変質という状況のなかで、今一度、民族差別との闘い
の 経験をふまえて、 「多文化共生」とは何か、いかにして可能かを、問い
直した ものです。
そして、そのような「当事者の闘いに」に、上野千鶴子がフェミニストの立場
から 熱烈に応援します。
現場にいける「共生」の強制を実感する人には他人事ではなく、自分も
「当事者」 であることを認識されることでしょう。
いやいや、このようなパネルを出す本屋さんがあるのですね。拍手!
大学関係者や職場で闘うひとには、今一度、この本をテクストとして購入
して いただければと願います。 崔 勝久
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