2009年2月13日金曜日

西川長夫さんの講演に対する投稿

みなさんへ

2月2日、横浜国大で西川長夫さんが「多文化共生と国内植民地主義」というタイトルで講演されました。いずれ、横浜国大から講演内容及び質疑応答の内容と参加者の感想文が活字化されると思います。

90分の講演時間では西川さん御自身、思っていらっしゃることの万分の一も語れなかったと思っていらっしゃるはずです。新植民地主義とは、国内植民地主義とは、それとポストコロニアリズムとの関係は、また西川さんのこれまでの国民国家論の考察が「当然の法理」に対する闘いであったという認識を示された以上、議論の内容をさらに深めたかたちで出版していただければと願います。西川さんの質疑応答の中での発言において、これまでの著作では触れられなかった西川さんの一面がわかったという指摘も複数の方々から出されており、加藤さん、いいかたちで論争を深めましょうね。

講演会に参加された伊藤秀雄さんからその日の講演に対する感想文が送られてきました。以下、投稿の内容です。

崔 勝久SK Choi
skchoi777@gmail.com
携帯:090-4067-9352
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講演会は意義深いものでしたが、全体に漠然とした印象でした。共生と国内植民地主義を大まかな枠として「提示」したと思いますが、それへの批判は「こんな課題だ」と言う見解を示したと言えるか、やや不鮮明と感じました。レジュメを速読した時には、その批判の核心が明瞭に指摘されると「期待」したのでしたが。もちろん、自分が実践的に答えるべきだ、しかしそれは簡単に行く訳でも無い、と承知した上で、無いものねだりに近いのですが。「国内」とは社会の「内部」、と言う意味だろうななど散漫に考えながら、それではどこが「内部」なのか? 分からないな・・・そこまでで思考が進みません。 この日はたいそう充実した時間を過ごしました。多くのひとにも触れあえて楽しかったです。

伊藤 秀雄

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