2008年10月5日日曜日

新たな出会いへの期待

みなさんへ

昨日、私は、平和無防御条例をめざす「新たなスタートの会」に
出席しました。川崎を”戦争をしないまち”にするために、
「平和無防御都市条例」制定を目指して直接請求運動を起こし、
3万人を超える署名を集め市議会に提出した人たちの集まりです。

去る7月23日、5名の請求代表人が市議会で意見陳述をした
のですが、「阿部市長は、地方自治体は無防御地域宣言は
できないという「国の見解」なるものを繰り返し、「地方自治法に
抵触する」との反対意見を提出しました。その上、議会での
質疑で「この署名をされた方が内容を理解していたどうか」と
署名そのものへの疑問を投げかける等、市民の平和を願う思い
に向き合わない対応に終始」(「報告集」より)したそうです。
市議会市民員会の各政党もすべて反対したとのことです。

この市民運動を展開してきたメンバーは、条例案が否決されたので、
今後の川崎における運動をどうするのかということで、昨日の集会を
準備されました。会に出席した私は、このメンバーとの新たな出会い
に大いなる期待を抱きました。

1.彼らは、市民の立場で、平和を希求する立場から、国を
絶対化せず、地方自治体のあるべき姿を求めて行動を起こし、
3万人を超える川崎市民の署名を得るなど、自らが当事者として
行動を起こすという姿勢を貫いているという点において、
私たちの考え、立場と一致する。

2.彼らが作成した条例案では、「平和的生存権の保障」の項で、
「国籍を問わず、川崎市に居住する全ての人は平和のうちに
生存する権利を有する」とあり、その主張は、(日本の)戦争に
行かない外国人は「準会員」とした阿部市長の主張と真っ向から
対立し、私たちが10年にわたり主張してきた内容と一致する。

3.彼らの主張は、平和の希求を根本に据えて、市民の生活全般
の在り方にまで及ぶ可能性を秘め、福祉切り捨て政策を掲げ
実行する、新自由主義信奉者の政策を批判し、川崎のあるべき
姿を求めるという姿勢において、私たちの立場と完全に一致する。

ということで、私は彼らとの新たな出会いへの期待をふくらませ、
今後、一緒に歩めるとの確信をもちました。その集会の中で、
参加者から、3万人の署名を集める中で、特に南部地区に
ては外国人の署名が15%を超え、それらが、地方公共団体の
議会及び長の「選挙権を有する者」でないという理由で、無効に
なったことを素直に、それはおかしいという発言が多くだされました。

川崎では外国人の住民投票は認められたのに、条例請求の署名
ができないということが明らかにされましたのです。また私たちが
進めている「阿部三選を阻止する川崎市民の会」の呼びかけ文の
内容に賛同し、すぐに入会するといううれしい発言をしてくれる方も
おられました。請求が否定された以上、市長選運動に直接関わり、
その準備にかかるべきではないかという意見もありました。

今日はうれしい報告です。
崔 勝久

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