2008年4月2日水曜日

最近の川崎市の動向と報告

みなさんへ

すっかり春めいてきましたが、皆さん、お変わりありませんか。
1月初めから体調が思わしくなく、外出するときは鎮痛剤で痛みを治めると
いう生活を3ヶ月も続けています。

ブログの更新もままならず、3月一杯はすっかりご無沙汰になりました。
最低限の報告ということになります。精力的に動けるようになるまで、
今しばらくお待ちください。

報告ーその①
川崎市は、韓国籍公務員であるK君の四度目のケースワーカ転職願いを
却下してきました。これは明らかに、阿部市長の決断と思われます。
人事課の方では、なんとかK君の思いを具体化するように努めた気配も
ありますが、最終的に、ケースワーカーの職務として、生活保護が必要だと
判断し、その処理をすることが「公権力の行使」にあたり、「当然の法理」に
反するということにしたのです。従って人事課はK君にケースワーカーは
断念し、他のところへ転職届けをだすように助言しているそうです。
私はこれは完全にこれは阿部市長の開き直りだと思います。

外国人の参政権のことが話題になっていますが、公明党、民主党が
賛成し、一部自民党議員も賛同していますが、今の政治状況下で、
実現されるかどうかは全くも未知数だと思われます。

参政権の獲得ということだけがスローガン化されていますが、その内容は
議論されていません。参政権はあっても被参政権は当然、ないでしょう。
まあ、参政権が具体化されるのであれば、外国人は「準会員」と公言する
阿部市長の罷免をいの一番に提案したいものです。

報告ーその②
4月10日、10時半より、横浜国大の加藤千香子さんの講義があり、
総合科目「貧困・差別・抑圧の国際比較社会学」 の第一回目の授業で、
日立闘争のスライドと朴鐘碩の話しがあるそうです。
200名くらいの学生が参加するので、もし参加されたい方がいらっしゃったら、
連絡ください。加藤さんは、大丈夫とおっしゃっていますので。
40年前の日立闘争のスライドをごらんになってご自分の授業に使おうと
判断されたようなのですが、今観ても新鮮だということは、40年、日本社会は
大きく変わっていないことでもあり、複雑な心境です。

しかしほとんど何も知らない学生がどのような反応をし、どのように「在日」
の問題と自分の生きかたと関連させて考えるのか、楽しみでもあります。
政治的なしがらみのない「無垢な」学生が、「多文化共生」が当たり前の
ように、現在の格差社会の激化の中でしらっと、語られる不思議さに気付いて
くれればいいのですが。


崔 勝久
SK Choi

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